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話題 2021.01.28

【顔出しは終わり?】世界一の登録者数を誇るYouTuberがアバター姿で動画を投稿

1億人以上のチャンネル登録者数を有する“トップクラス”YouTuber、Pewdiepie氏こと、フェリックス・アルヴィッド・ウルフ・シェルバーグ氏が、自身のチャンネルで複数のアバターを利用した動画を投稿。現在、全世界で、大きな注目を集めています。

「顔出し」の時代は終わり?

Pewdiepie氏はゲーム実況からインターネットミーム紹介動画まで、様々なコンテンツを公開。長年、顔出しでのリアクションを“芸風”としています。2020年には、TC Candlerが決める「The 100 Most Handsome Faces of 2020(世界で最もハンサムな顔100)」にも選出されました。

しかし、2021年1月24日に公開された動画で、顔出しをしていないCorpseHusband氏などのチャンネル成長率と自身の成長率をグラフで比較。顔出しでの動画投稿はチャンネルの成長に必須ではないと判断して、顔出し終了を発表しました。翌日1月25日から現在(1月28日)に至るまで、アバターを使用した映像の投稿を続けています。


(Minecraftのスキンを使用したアバター)


(「FaceRig」のLive2Dモデル)

現時点でPewdiepie氏は、特定のアバターに絞らず、複数のモデルを使い分けています。25日の「マインクラフト」では本人を“マイクラスキン”化したようなモデルを使用。26日の動画では、キャラクター操作ソフト「FaceRig」のLive2Dモデルとして登録されているアバターの姿で登場しました。


(「VRoid」で制作したと思われるアバター)

また、同日に行われた「マインクラフト」配信では、3Dキャラクター制作ソフト「VRoid」で作成したと思われる男性アバターを使っています。


ストリーマーのアバター使用は進むのか?

今の段階では、Pewdiepieがどれだけの間、アバターを利用したコンテンツ制作を続ける予定なのかは明らかになっていません。先述の通り、顔を利用したリアクションが人気のひとつだっただけに、YouTubeのコメント欄でも「Goodbye Felix face. Many memes will be lost.(さよならフェリックスの顔 多くのミームが失われる)」や「I can’t watch him without the face cam, it’s like I’m cheating(フェイスカムがないと見られない、浮気をしているような気がする)」といった、顔出しの終了を残念がるコメントも多く見られました。

ただ、長期間継続され、また“好評”を得ることがあれば、ほかの海外大手YouTuberが追従することも考えられます。

今回のケースに似た例としては、2020年9月のアメリカの有名「Twitch」ストリーマーPokimane(ポキマネ)氏のアバター使用が挙げられます。Pokimane(ポキマネ)氏はカメラを使って実際の顔を映したくない時にアバターを利用すると説明しています。

また、海外では現在「ホロライブEnglish」や「VShojo」といったVTuberの活動が人気を集めており、バーチャルを利用した配信が急速に認知度を高めています。今回のようなアバター使用の流れにも影響していくものになると予想されます。

Pewdiepieの動きが、海の向こうでどのような影響を及ぼすのか。今後の展開を注視していきたいところです。

(参考)DexertoYouTube


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