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Meta Quest 2019.08.30

3ヵ月で倍増 Quest向けVRコンテンツの総数が100を突破

2019年5月にリリースされた、フェイスブックの一体型VRヘッドセットOculus Quest(オキュラス クエスト)(以下Quest)向けのVRコンテンツ数が累計100種類を突破しました。

同VRヘッドセットのリリース時、Quest向けのOculus Storeでは、ローンチタイトルとして約50種類のVRコンテンツが配信されました。Questの発売から約3ヵ月で、提供されるコンテンツ数が2倍になった計算です。

高評価タイトル10選

米メディアRoad to VRは、今回のQuest向けタイトルの100種類超えに伴い、Oculus Storeで配信されている同VRヘッドセット用のVRゲームのなかで、特に評価が高い(トップ10)タイトルのリストを作成しました。

タイトル

ユーザーレーティング(5段階評価)

販売価格(税込)

Moss

4.855

2,990円

Racket: Nx

4.823

1,990円

Space Pirate Trainer

4.809

1,490円

Red Matter

4.794

2,490円

I Expect You To Die

4.786

2,490円

SUPERHOT VR

4.745

2,490円

Shadow Point

4.739

1,990円

Keep Talking and Nobody Explodes

4.723

1,490円

Virtual Virtual Reality

4.697

1,490円

Job Simulator

4.673

1,990円

リストに含まれているタイトルの中で、Quest向けに新規発売(※)された作品は、パズルアドベンチャー「Shadow Point」のみです。その他のタイトルは、過去Oculus Rift向けなどに発売された移植作品です。

(※Oculus Rift(Rift S)版も同時配信)

Oculusの方針は功を奏したか

Oculus(フェイスブック)は、Questリリース前の2019年3月、同VRヘッドセット向けコンテンツを対象とした、新たな審査規定を設定することを発表しました。

この審査は、Oculus StoreでQuest向けVRコンテンツの配信を希望するデベロッパーに対して行われるもので「コンテンツのクオリティがOculusの望む基準に達しているか」などをチェックするというもの。VR初心者が触れることの多くなるQuestに向けて提供するVRコンテンツの品質を高めることが目的とされてます。

Oculusの新審査規定は、発表時には各方面で議論を呼びました。Road to VRによれば、“囲い込み的(walled-garden approach)”という批判もあったとのこと。

2019年8月現在、Oculus Storeで配信されているQuest向けタイトルのレーティング(全コンテンツ平均)は4.0です。一方Rift向けタイトルの平均レーティングは平均3.6となっており、Quest向け作品の方が、高評価されている傾向にあることが確認できます。

QuestとRiftでは、配信されているタイトル数が大きく違う(Oculus StoreのRift向けタイトルは850種類以上)ことから単純な比較はできませんが、Oculusのコンテンツを精査する試みは、一定の成果を上げていると言えます。

(参考)Road to VR

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