フェイスブックはVRヘッドセット「Oculus Quest 2」の展開を、新たな段階に進めたようです。米国ではフィットネスやエクササイズに焦点を当てた広告が展開されており、ロサンゼルスやニューヨークの看板、新聞などへの掲載が確認されています。
米メディアUploadVRは、「特に目立つ広告のひとつが、ニューヨーク・タイムズの日曜版での両面広告」だったと解説しています。「なぜ人々はナショナル・フィットネス・デイを祝福しなかったのか(Why People Didn’t Celebrate National Fitness Day)」という見出しと、Quest 2を装着した女性の写真がセットになった構成は、同デバイスがフィットネスに貢献することを示唆しています。
“Questフィットネス広告”は、ロサンゼルスとニューヨークの2都市で、野外広告としても展開されました。2021年5月8日現在、以下のような広告が確認されています。
今回のフィットネスにフォーカスした広告について、Oculusのグローバル・マーケティングディレクターのDave Kaufman氏は以下のようにコメントしています。
(Oculus)ブランド初の、フィットネスにフォーカスした広告をローンチしたこと。また、皆様にOculus Questを使用することで、ワークアウトの単調さを解消できることを示せたことを喜ばしく思います。
新型コロナウイルスの流行以降、VRヘッドセットを使用するバーチャルフィットネスは大きな注目を集めています。フェイスブックがこの“流れ”を活用する形でPRを行うのは理にかなった動きと言えるでしょう。
AdWeekによれば、フェイスブックは、同様の(フィットネス)広告を、ネット広告として展開することを次のステップとして、構想しているとのことです。
(参考)UploadVR