Oculus Quest 2(2020年10月に発売)が、 2016年にリリースされたPlayStation VR(PSVR)と比較し、3倍速いペースで売上を伸ばしている可能性があるとする考察が公開されました。
ソニーはPSVRに関する売上情報を定期的に公開しています。情報が最後にアップデートされたのは2020年1月。売上が500万台を突破したことが報告されています。
一方フェイスブックは、現時点ではQuest 2の販売台数を公表していません。なおリサーチ会社Superdataは、販売台数を2020年第4四半期時点で100万台以上と推計。ソーシャルVR「Rec Room」のCEOは200万台から300万台を売り上げていた可能性がある、とコメントしています。
Road to VRはこれらの情報をもとに、現時点でのQuest 2の推定売上台数を200万台と仮定。Quest 2とPSVRが共に10月13日に発売されていることを利用し、下記の比較グラフを作成しました。グラフでは、Quest 2が2021年第1四半期までに200万台。同年の第2四半期までに、さらに50万台売れた計算で構成されています。
(PSVRの売上にQuest 2の売上を重ね合わせたグラフ。)
売上台数 |
1,000,000 |
2,000,000 |
2,500,000 |
Quest 2 (売上到達までの日数) |
45 |
90 |
180 |
PSVR 売上(到達までの日数) |
137 |
420 |
549 |
PSVRと比較したQuest 2の売り上げ速度 |
約3倍 |
約4.7倍 |
約3.1倍 |
今回のRoad to VRの分析は、必ずしも正しいとは限りません(特にQuest 2側のデータが不足しています)。しかし、同VRヘッドセットが、かなりのハイペースで売上を伸ばしていることが伺えます。
次世代PSVRの開発も正式に告知された2021年。Quest 2とPSVRが今後どのような歩みを続けていくのか――引き続き注目したいところです。
(参考)Road to VR
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