フェイスブックのVR/AR部門であるFacebook Reality LabsのVP、アンドリュー・ボズワース氏が、Oculus Quest 2の更なる高リフレッシュレート化(120Hzモード)の可能性を示しました。ボズワース氏はインスタグラム上で行ったQ&Aセッションにて、120Hz対応についての質問に対し、「親指を立てる」リアクションで回答。確実とは言い難いものの、前向きな姿勢が伺えます。
リフレッシュレートは「画面の描画頻度」であり、基本的には数値が高いほうが映像が滑らかになります。Oculus Quest 2は当初、初代Oculus Questと同じ、72Hzがリフレッシュレートの上限でした。2021年2月現在は最大90Hzで動作させることが可能です。
高リフレッシュレート化はアプリ体験の質が向上する一方、バッテリーやCPU/GPUへの負荷が増大する懸念があります。これについて米メディアRoad to VRは、「フェイスブックは2020年11月の90Hz対応アップデート、およびデベロッパーへの対応によって、120Hzモードの実現に確信を得ているのではないか」としています。
120Hzへの対応は、90Hzの実装時と同じく、ソフトウェア・アップデートで行われる可能性が高いものと思われます。デベロッパー側は、最大リフレッシュレート(72Hz、90Hz、120Hz)を、それぞれのアプリにあわせて選択できる仕組みになると推測されます。
以前からQ&Aセッションを実施
ボズワース氏は以前から、自身のSNSアカウントでユーザーとの交流を行っています。2021年1月には、同様のQ&Aセッションにて、「App Lab」の登場が近いことを予告し、注目を集めました(その後2月初旬から運用開始)。
(参考)Road to VR
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