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Meta Quest 2021.02.03

フェイスブックがQuest 2で売れてるタイトルを公開 日本でのQuest 2の売れ行きには「満足している」 

2月2日(火)、Facebookコンテンツ担当のマイク・ベルドゥ氏が、VRヘッドセットOculus Quest 2のVRタイトルの売れ行きについて、ブログで言及しました。

それによると、Oculus Storeで展開中のVRゲームのうち、60タイトル以上が約1億円以上の売り上げを達成。規模の大小を問わず様々な開発者が収益を挙げているとのこと(こちらの情報については、Facebook Reality Labsのアンドリュー・ボズワース氏も1月28日に言及していました)。

特に成功したタイトルの例としては、バトルロワイアルFPSの「ポピュレーション:ワン」が挙げられており、リリース後から数ヶ月で10億円の収益を超えていると発表されました。

また、アクションシューティングの「Onward」も、Oculus Quest向けが発表されて以降、(Questだけで)10億円の収益を挙げています。

女性ユーザー&フィットネス利用が増加

その他の成功したタイトルのデータは具体的に明かされませんでしたが、マイク氏によれば、女性のOculus Quest 2ユーザーが増加しているとのこと。 またVRフィットネスアプリ「Supernatural」(国内未発売)の購入数が、(Quest2販売時点から)2倍に増え、男女比は5:5ほどとなっているそうです。

同じくフィットネス系の「Fit XR(旧BOX VR)」もユーザーの定着率が高く、2020年4半期には売り上げが前年度比から535%増、アクティブユーザー数が(Quest2販売時点から)4倍に増加したと発表されました。

プラットフォーム強化に注力

Facebookは、今後開発者がより成功するための“弾み”を生み出す枠組み作りに注力すると発表。現在、Facebookには開発者からの新タイトルが集合してきており、マイク氏は「あまりにも殺到し過ぎて動きが取れなくなるほど程です」とコメント。現在人員を増やし、プロセスの改善を図っていると語りました。

さらに新ゲームとして「Sniper Elite VR」「The Climb 2」「Lone Echo II」のリリースを予定していると言及。「ポピュレーション:ワン」も今後アップデートが予定。ゲームでの成功を足がかりとして、教育やアート、自動車、小売業、ヘルスケアなど、さまざまな業界に展開していきたいと語っています。

日本におけるQuest 2の売上には「満足している」

Mogura VR編集部は今回の発表に合わせ、Facebookのコンテンツ担当クリス・プルエット氏に取材。日本でのコンテンツの動向について話を聞きました。

クリス氏によれば、日本発のVRゲームとしては「テトリス・エフェクト」が約2億円もの売り上げを達成したとのこと。また日本発のゲームは日本国内のユーザーに好まれる傾向にあり、海外では発表されないようなソフトが多くリリースされる傾向にあるとコメントしました。

日本でのQuest 2の売れ行きに関しては数字を明らかにはできないとしつつ、「当初立てていた目標に対して、非常に満足している」と回答。2020年末から積極的に行っている国内でのプロモーションについて、今後も積極的に展開していくと話しています。

(参考)プレスリリース


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