2020年12月22日、フェイスブックは、一部ユーザーから寄せられた「Oculus Quest 2」のフェイスクッションと接した皮膚に異常が出たという報告を受け、公式ブログに調査結果と声明を発表しました。
専門家と調査、VRヘッドセット特有ではない
フェイスブックによれば、異常が発生したのは全ユーザーのうち約0.01%ほど。多くのケースは大事に至らず自然に回復しています。同社は皮膚や毒性学の専門家を交えた調査を行い、「アレルギー反応や深刻な健康被害ではなく、自然に回復する現状であることが確認された」とのこと。
フェイスブックは注意喚起として、「VRヘッドセットに限らず、ヘルメットやスキー用ゴーグルなどを着用した際、皮膚に問題が生じるケースがある」と説明。製造プロセスで使用された物質が関係している場合や、クッションの素材とスキンケア用品が化学反応を起こしてしまうケースがあると解説しています。
同社は今回の調査結果を受け、「Oculus Quest 2」の製造プロセスに修正を加えたと告知。皮膚に赤みや腫れなどが生じた人は、Oculusのサポートに連絡するよう促しています。
(参考)Oculus 公式ブログ