3月10日（木）VRヘッドセットMeta Quest （旧Oculus Quest）のフィットネストラッカー「Oculus Move」のアップデートが発表されました。iOS端末の「ヘルスケア」アプリとの連携機能などが実装されます。アップデートの配信は、来月（2022年4月）に開始される予定です。
「Oculus Move」は、VRヘッドセットを利用中に運動量を計測できるシステム。カロリー消費量の推定と運動時間の記録を行ってくれます。カロリーと分数を組み合わせて1週間の目標などを設定可能です。初代QuestとQuest 2の両方で利用できます。ヘッドセットのアプリパネルから起動できます。
これまで、Questシリーズを装着して行った運動量の確認は（VR内の）「Oculus Move」でのみ見ることができました。更新後は「ヘルスケア」アプリのほか、Oculusのスマートフォン向け公式アプリでも、消費カロリーやトレーニング時間などが確認可能になります。「ヘルスケア」の場合、同期後はVRフィットネスの情報を自動的に記録するとのこと。
Meta社（旧フェイスブック）は、将来的には、その他のフィットネスプラットフォームとの統合も行う可能性があると説明しています。なお「ヘルスケア」とOculus公式アプリへのデータ同期はオプトイン（許可）形式で、連携機能を使用しない場合「Oculus Move」の記録は、Quest本体にのみ保存されます。
家で身体を動かせるVRコンテンツは、「VRフィットネス」として注目されており、すでに「Supernatural」、「FitXR」、「Onshape」などフィットネスを目的とした様々なVRゲームが登場しています。今回のアップデートは、同分野に注力するMeta社の動きを示していると言えそうです。
（参考）プレスリリース
