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業界動向 2022.09.28

NTTグループがXR事業特化の新会社「株式会社NTTコノキュー」を設立。個人・法人両方に事業を展開予定

9月28日、株式会社NTTドコモは、新会社「株式会社NTTコノキュー」の設立を発表しました。NTTグループにおけるXR事業のさらなる推進を目的に、10月1日より業務を開始します。個人・法人両方の事業提供を公表しており、XR事業の幅広い展開を目指します。

今までのXR事業の知見を活用、3つの事業を柱に

NTTグループはこれまで、2022年3月に立ち上げたXRブランド「NTT XR(Extended Reality)」をはじめ、エンターテインメント・メタバースサービス「XR World」、ライブ配信システム「Matrix Stream」、専用アプリ「XR City」など数多くのXR事業に取り組んできました。

今回、新たに設立が公表された「株式会社NTTコノキュー」は、「メタバース・デジタルツイン・XRデバイス」の3つの事業を展開予定。前述のXR事業で培った知見を活かした取り組みが計画されています。各事業の詳細は、下記の通りです。

(1) メタバース事業
・ワクワクと驚きにあふれたバーチャル空間ならではのコミュニケーションをお楽しみいただける、マルチデバイス型メタバース「XR World」など、バーチャル空間におけるアバターを介したさまざまな体験や新しいコミュニケーションのあり方を提供
・リアル会場・バーチャル会場・オンライン配信においてリアルタイムにバーチャルライブが実施可能となる「Matrix Stream」など、バーチャルアーティストが輝けるステージを提供

(2) デジタルツイン事業
・パートナー企業のエリアにおいて、スマートフォンをかざすと、その場所に合ったARコンテンツが表示され、エリアへの回遊促進・店舗誘客などを実現する「XR City」を中核に、パートナー企業と協業しながら、現実世界および仮想空間の相互作用による新たな価値を提供
(3) XRデバイス事業
・自社デバイスを開発し、メタバース事業・デジタルツイン事業と一体で顧客体験、価値を提供

直近の事業展開としては、「XR World」でのさまざまな分野の企業とのコンテンツ拡大、「XR City」でのエリア拡大やARコンテンツの追加、法人向けのオフィスソリューションなどを予定しているようです。併せて、日本電信電話株式会社やドコモの研究開発部門との連携にも言及しています。

また「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」において、バーチャル空間に夢洲会場を再現する「大阪・関西万博バーチャル会場」構築に取り組む、とのことです。

会社概要

会社名

株式会社NTTコノキュー
NTT QONOQ, INC.

代表者

代表取締役社長 丸山 誠治

所在地

東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー7階

出資比率

株式会社NTTドコモ 100%

事業開始日

2022年10月1日(土曜)

従業員数

約200名

主な事業内容

・XRに関わるソフトウェア・ハードウェアの技術開発
・メタバース、デジタルツイン領域において、グローバル市場を見据えたサービスおよびソリューションをお客さまへ提供
・XRデバイスの企画開発

公式ウェブサイト

https://www.nttqonoq.com/
(※2022年10月1日(土曜)午前10時から閲覧可能)

(参考)プレスリリース


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