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ゲーム・アプリ 2016.05.18

【Gear VR】遊牧民などの生活を雰囲気そのままに見ることができるVR映像アプリ『Nomads』

Nomads

今回紹介するのは、移動型の多様な生活の映像をVRで間近に見ることができるアプリ『Nomads』です。このアプリでは、ケニアのマサイ族、ボルネオ沿岸のシージプシー、モンゴルの遊牧民族の生活を体験することができます。

撮影を手がけたのはクオリティの高い実写VR映像を制作しているFelix&Paulスタジオ、これまでも米バスケットボール界のスーパースター、レブロン・ジェームスに密着したVR映像などVRの特徴を活かした評価の高い作品を制作しています。

まずはケニアに住むマサイ族から紹介します。

Nomads映像が始まると広大なサバンナが現れ、しばらくすると遠くから一人のマサイ族の少女が歩いて来ます。伝統的な赤い服を着ていますね。

Nomads今度は青年たちが槍を投げる場面です。槍を投げると言っても、獲物を狙うのではありません。マサイ族の間では槍投げが一種の競技となっていて、それを楽しんでいるようです。

Nomadsマサイ族の村です。子どもを中心に多くの人が広場を行き来しています。結構活気があります。

Nomads牛を家畜にしているようです。たくさんの牛を飼っていて、乳搾りの様子が見られます。マサイ族の映像は全体的に楽しげな雰囲気があって、生き生きした生活を感じます。

次はボルネオ沿岸のシージプシーです。

Nomads映像は最初は海の中です。何も見えませんが、何かが泳ぐような音がしたかと思うと、人が泳ぎながらぐんぐん近づいてきます。

Nomadsシージプシーの日常生活です。浅い海の上に家を建てて暮らしています。移動には小舟を使っているようです。まだ小さい子供ですら、舟を上手に漕いでいます。

Nomads家は木を組み立てて造られています。家の前では料理をしているようです。洗濯物も干せるようになっていて、生活感を感じます。

Nomads家の中の様子も見ることが出来ます。通気性のいい家の中で、明かりはないように見えます。

Nomads映像の最後は綺麗な海の映像です。シージプシーが漁をする時は、こうやって沖へ出て、疑似餌のついた釣り糸のようなものを海に垂らしたりして行うようです。

最後にモンゴルの遊牧民族です。

Nomads映像の始めでは、一人の男性が山の中で弦の楽器のようなものを弾き始めます。格好から察するに、どうやらシャーマンと呼ばれる人のようです。

Nomads場面が変わって、遊牧民族と馬と、ヤクという動物たちが現れます。特徴的なゲルという建物もあります。まさに遊牧でモンゴルらしいですね。

Nomadsさらに場面が変わると、今度はゲルの中です。遊牧民族の食事風景を見ることができます。何人かはモンゴルの民族衣装のデールという服を着ています。料理は鍋のようですが、材料は何なのでしょう。

Nomads最後はまた冒頭のシャーマンの映像に切り替わります。今度は立ち上がって太鼓を激しく叩き始めます。トランスという特別な精神状態に入る儀礼の様子のようです。

Nomads

どの映像も、見る前に映像を全てダウンロードしてから見るか、映像を読み込みながら見るかを選ぶことができます。読み込みながら見ると映像が重くなってしまうという人は、やや時間がかかりますが全てダウンロードしてから見た方がいいでしょう。

筆者はいろいろな変わった場所などを見るのが好きなので、このアプリで普段とは違う生活や環境を見ることができて楽しかったです。モンゴルの遊牧民族についてはある程度知っていましたが、マサイ族やシージプシーについてはほとんど知らなかったので、新しい発見があって面白い体験ができたと感じました。周囲の風景がどれも興味深いので、周りを見回すのが楽しくなるアプリでした。

<ソフトウェア情報>
「Nomads」
【メーカー】Felix and Paul Studios
【開発者】Felix and Paul Studios
【対応ハードウェア】Gear VR
【価格】 無料
【操作】タッチパッド
【リリース日】2016年5月11日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】英語

<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★
【快適さ】★★★★☆(回線によって映像が重くなる・映像のDLにやや時間がかかる)
【操作性】★★★★★


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