SFアクションアドベンチャーゲーム「No Man’s Sky」のPlayStation 5（PS5）版が発表されました。PS5本体と同じ、2020年11月12日に発売されるとのことです。
PS5版「No Man’s Sky」には、最大32人参加可能なマルチプレイヤー機能、オーディオの進化、60fpsの4K映像への対応、ロード時間の大幅な短縮、PS5標準コントローラ「DualSense」搭載の「ハプティックフィードバック」を活用した要素などが複数導入されます。
また、PlayStation 4（PS4）版「No Man’s Sky」を持っているプレイヤーは無料でPS5版へアップグレード可能。セーブデータもPS5へ移行できるとのことです。
PSVRは後方互換機能でPS4版を遊ぶ時のみ対応
「No Man’s Sky」は2019年8月実施の大型アップデートにより、本編全てをVRで遊べるようになりました。PS4版はPlayStation VR（PSVR）を用いてプレイする形で、標準コントローラのDUAL SHOCK4のほか、PlayStation Moveモーションコントローラにも対応。2020年現在はOculus Rift、Valve Index、HTC ViveのPC向けVR（Steam）版のプレイヤー同士とのクロスプレイも楽しめるようになっています。
PS5版「No Man’s Sky」は、米メディアUploadVRの報道によればPSVRをサポートしないとのこと。PS5で「No Man’s Sky」をPSVRで遊ぶ際には、PS4版の「No Man’s Sky」が必要で、後方互換機能で遊ぶ時に限定されると、開発のHello Gamesに問い合わせたところ回答があったようです。このためPS4版をPS5版にアップグレードしてしまうと、PSVRでは遊ぶことはできなくなってしまう模様。
「HITMAN 3」もPSVRはPS4版を後方互換機能で遊んだ時のみに
同じくPSVR対応タイトルで、2021年1月20日発売予定の暗殺ステルスアクションゲーム「HITMAN 3（ヒットマン3）」もまた、PS4版だけがVRに対応するとの報道がありました。
その後、UploadVRにソニーインタラクティブエンタテインメント（SIE）の広報担当者からのメールが届き、「PSVRは下位互換デバイスとして動作するため、VRでプレイするにはPS4版「HITMAN 3」が必要になる」との回答を受け取ったとのこと。
また「PSVR対応のPS5タイトルは発表していない」とも続けてコメントがあり、名実共にPS5版「HITMAN 3」のPSVR対応はないことが確定した形です。
現時点で非対応なのは将来的なPSVR2誕生を示唆？
SIE社長兼CEOのジム・ライアン氏はアメリカの新聞社「ワシントン・ポスト」誌のゲーム系バーティカルメディア「Launcher」のインタビューで「VRの未来は、2021年以降まで訪れない」とコメントしており、UploadVRは新型PlayStation VR（PSVR2）は2022年まで発売されないことを示唆している可能性があると論じました。
決してVRの放棄は意味せず、SIEは現在もPSVR2の開発を続けていることが求人などから判明していますが、この全容が明らかになるまでの間、PS5でPSVRタイトルをプレイする場合は後方互換機能を通してプレイすることに限られると見ていいのかもしれません。
（参考）PlayStation Blog、UploadVR（No Man’s Sky PS5 / PS5 Don’t Support PSVR）
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