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VRChat 2022.12.16

【VRChat】日産のバーチャルギャラリーがアップデート!「フェアレディZ」新型モデルが展示!

12月15日(木)、日産自動車の公式バーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」がアップデートされました。さらに、12月31日(土)まではホリデーシーズンとして、ワールド全体がクリスマス仕様となっています。

バーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」は、東京・銀座にある日産自動車のギャラリー「NISSAN CROSSING」を、ソーシャルVR「VRChat」上に再現した空間です。2021年11月のオープン以後、バーチャル環境ツアーや、新型EV「日産サクラ」のメタバース発表会など、日産のメタバース事業の中核として活用されています。

「フェアレディZ」が登場! 会場はクリスマスムードに

クリスマスシーズンということで、「NISSAN CROSSING」にも雪が降ってきました。時間帯も夜になり、どことなくロマンチックに。


建物前の交差点には、巨大なクリスマスツリーが登場。ツリーに飾られているものは一部手に取ることもでき、光の粒子にそって歩くとツリーの頂上へ登れます。



そして何よりの注目は「フェアレディZ」の新型モデルの登場です。シャープな車体はもちろん、内装まで精緻に再現された展示車両となっています。

1階には引き続き「日産サクラ」が展示されています。

また2階に上がってすぐの壁一面に動画プレイヤーが追加されました。真面目なセミナーから友人との余暇まで、幅広いシーンで活躍できる便利な機能です。


ペンツールと椅子の呼び出し機能も追加。即席のセミナー会場に早変わりです。

このほかにも、カフェコーナーにはクリスマスをイメージしたケーキが置かれています。期間限定のクリスマスシーズンなギャラリーは要チェックです。

そして、動画プレイヤーや椅子などの登場で、イベント会場としての使い勝手も向上。より多くのユーザーが活用できるワールドへと着実に進化を遂げています。

記念イベントも開催!現役デザイナーが、日産のデザインを語る

12月15日(木)には、アップデートを記念したイベントが早速「VRChat」にて開催されました。イベントは先着順で、誰でも自由に参加できる方式でした。


イベントのメインは、日産自動車の現役デザイナー・入江慎一郎さんによる、日産自動車のデザインについての講演です。入江さんはこのイベントのためにVRに挑戦。最初は10分も耐えられなかったものが、1ヶ月ですっかりVRを習熟したとのことです。


講演では、日産自動車がこれまで手掛けた自動車が、どのようにデザインされていったかを、デザイン手法とともに紹介。デッサン、クレイモデル、デジタルツールなど、「自動車のデザイン」はどのように行われるのかを、入江さんは時代の流れとともにわかりやすく解説しました。

「デザインの意思決定の場ではVRが活用されている」という話も。日産自動車の役員が、そろってVRヘッドセット(VIVE Proと思われます)をかぶっている写真も映されると、VRに慣れ親しんだ参加者からも驚きの声が上がりました。

「フェアレディZ」の展示車両を使ったデザイン解説もありました。ペンツールを使いながら「このデザインにはこういう意図があり……」と解説してもらうと非常にわかりやすく、こうしたVR活用は企業にとっても効果的だとあらためて感じました。

イベントは終始楽しげな雰囲気のうちに終了。その後も、入江さんのまわりには気になったことを尋ねるユーザーが多く集まり、和やかなコミュニケーションの場が広がっていました。

2022年は、企業のメタバース参入事例が多く見られました。しかし、ユーザーを意識した継続的な取り組みを展開している企業は、まだまだ少数です。

一方、昨年いち早くVRChatに進出した日産自動車は、現在もメタバースをユーザーとの接点として重視し、ユーザーコミュニケーションの場として育て続けています。メタバースをしっかりと理解し、投資を続ける日産自動車の次なる展開にも注目です。

バーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」へのアクセスはこちら(Meta Quest 2、またはPC接続型VRヘッドセット、高スペックPCが必要です)。
https://vrch.at/khwx2s76

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(参考)プレスリリース


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