10月29日、VRChatはAIの扱いに関する今後の方針を公開しました。1週間で21,595件集まったアンケート回答と、クリエイターへの個別インタビューを基にまとめた内容です。
まず導入が決まったのは、ワールドへの高評価・低評価ボタンです。目標は2026年内で、間に合わない場合も翌年初頭を見込みます。集まった評価は見せ方を検討したうえで、ワールドの推薦にも活用する考えです。一方で、評価の操作や、時間をかけて作られたワールドが不利になる懸念も認めており、これらを抑える仕組みを設けるとしています。そのうえで次に控えるのが、ワールドページに複数の画像を掲載できるギャラリー機能です。こちらは2027年前半が目標となります。
誤解を招くサムネイルについては、すでにクリエイター向けガイドラインで禁止されました。該当するワールドの作者には個別に連絡し、修正も進んでいます。今後のVRChat SDKの更新では、サムネイル設定時に注意を促す表示も加わる予定です。
これに対し、導入しないと明言したのがAI生成ラベルとAIフィルターです。理由として挙げたのは、正直に申告しない作者が出る点、そして使用の有無を詮索して他者を攻撃する動きにつながる点でした。フィルターにはさらに、一度設定すると見直されにくく、ラベルの正確さに依存してしまう弱点もあると指摘しています。
検討段階にあるのは、生成AIを使わずに作ったワールドに付ける「人間が作った」マークと、使用ツールの記入欄です。ただし導入する場合も任意で、表示はワールドの詳細ページに限り、推薦順位には影響させません。マークがないことを通報の対象にもしない方針です。続報は2027年第1四半期末までに出すとしています。
背景にあるのが、意見の広がりです。アンケートでは95%が何らかの表示を望んだものの、回答の組み合わせは3,141通りに分かれ、1割を超えて支持された案はありませんでした。AI支援のワールドを意図的に避けると答えた人も、33%にとどまっています。
参考
https://ask.vrchat.com/t/regarding-ai-usage-on-vrchat/49058#p-91217-h-2
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