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VRゲーム・アプリ 2025.04.03

「マイクロソフトフライトシミュレーター2024」ベータ版アップデートでVRモードのパフォーマンスが向上

VR対応のフライトシミュレーター「Microsoft Flight Simulator 2024(マイクロソフトフライトシミュレーター2024)」に、「Sim Update 2(β版)」が導入されました。フォービエイテッド・レンダリング対応による、パフォーマンス向上などが行われています。

「Microsoft Flight Simulator 2024」は、2020年に発売された「Microsoft Flight Simulator (2020)」の続編。地球全体を再現しているのが特長のひとつで、2020年版ではBINGの衛星データや航空写真などから作成された、超広大なマップ(文字通り地球規模の)を、航空機で飛び回れます。航空機の物理的な磨耗や損傷、電気、空気圧、燃料、油圧システムなどがシミュレートされるのも特徴です。

フォービエイテッド・レンダリングは、視界の中心を高解像度で描画して、そのほかの部分を低解像度で描画するシステム。視界の周縁といった“気になりにくい”場所の画質を抑えることで、GPUの負荷が軽減され、FPSを向上させます。同設定は、オプションの「VR」タブから有効にできますが、“CPUオーバーヘッド”が増大する可能性があるとのこと。

開発元のAsobo Studioは、オプション画面上でフォービエイテッド・レンダリングとアイトラッキングの連動についても予告しています(現時点では、実装時期は不明)。通常の同レンダリングは、画面中を固定的に高画質で描写するので、目だけを動かすと周辺部分の映像がボヤけて見えるケースがあります。

アイトラッキングとフォービエイテッド・レンダリングを組み合わせた場合(動的フォービエイテッド・レンダリング)では、プレイヤーの目線に合わせて“描写の位置”を調整可能になります。低画質の箇所をプレイヤーが認識する可能性が減るほか、更なるパフォーマンス向上も期待できます。

(参考)Road to VR

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