先日、Xiaomiは199元(約3100円)のVRHMD「Mi VR」を公開しました。「Mi VR」でMIUI VRシステムが搭載しており、対応するスマートフォンはXiaomi note 2、Xiaomi 5、Xiaomi 5s、Xiaomi 5s Plusとなっています。先日、Mi VRの開封の儀のい様子をレポートしましたが、今回は主に使用感の面から「Mi VR」を紹介します。
なお本レビューは中国のVRメディア87870に掲載されたものです。
まずは装着感についてです。スポンジ材質は肌に心地よく、スタンドアロン式デザインは装着するときの圧迫感を解消します。鼻の部分からは光が漏れません、安心して装着することができます。
そして使用感についてです。体験する前に、スマートフォンのシステムバージョンを最新バージョン8.0.18にアップデートしてください。その後、スマートフォンを「Mi VR」に入れ込むと、Xiaomi VR APPのインストールが求められます。インストールが終わったら再びHMDに装着します。そしてログインの際にスマートフォンを外し、もう一度装着すると、スタンバイ状態入ります。
この手順はGear VRの初期設定のときと近くなっています。
また、XiaomiのBlueToothコントローラーと接続することが可能です。コントローラーには単四乾電池2本を使用し、9軸センサーが内蔵されています。片手で使用するのにちょうどよく、手元を見なくても操作できるようなボタン配置となっています。コントローラーはスマートフォンとペアリングする必要がありますが、マッチングするのが非常に簡単で、コントローラーと一緒に並べると自動的に識別できます。
コンテンツ面については、XiaomiのVR APPには360度動画500件以上、VRアプリ30個以上が収録されており、中国国内におけるVRゲームも楽しめます。しかし、内容によっては遅延を感じ、不快に感じるときもあったとのこと。
このほか、インストールやシステムのバージョンアップをする際にかかる時間が長いなどがあり、改善が待たれます。
Gear VRと設計上は同等のものかと思われましたが、どうやらMi VRはGear VRほどの快適なVR体験ができるわけではないようです。
今後、ソフトウェアの改善などが行われる可能性もありますので、2016年12月4日現在のレビューとなります。
(参考)
【87硬鉴】小米VR眼镜正式版 一次低于预期的体验
http://news.87870.com/xinwennr-16828.html
※Mogura VR は、87870.comとパートナーシップを結んでいます。