2020年に亡くなったイギリスのラッパー、MF Doom(本名:Daniel Dumile)のマスクのARアートが、NFT(非代替性トークン)としてオークションに複数出品されました。
MF Doomはアンダーグラウンド・ラッパーとして、トレードマークのマスクとともに知られていた人物。今回のオークションは、ARアート販売を手掛けるIllust SpaceがRhymesayers Entertainment、およびMF Doomの妻であるJasmine Dumileさんと提携する形で行われています。
NFTとはブロックチェーンを使って発行されるトークンの1種であり、識別子が存在するのが特長。所有者の情報を付与することで、そのトークンを世界で唯一無二のものすることが可能です。2021年3月17日には、スクウェア・エニックスがNFTデジタルシールを2021年夏に発売することを発表するなど、国内外で急速な広まりを見せつつあります。
総売上の10%は、MF Doomの遺産にロイヤリティとして還付され、現在のマスクのホルダーからの寄付金からと共に、将来的なプロジェクトの資金として使用されるとのことです。
(参考)Yahoo