Meta Questシリーズの最新ソフトウェア・アップデート(v76)の、PTC版の配信が開始されました。今回の更新では、ビデオ通話アプリでのWeb通話で、Metaアバターを使用可能にするシステムの導入などが行われます。
※PTCは「公開テストチャンネル」の略称。正式リリース前のアップデートを先行して受け取れますが、アップデート内容は正式配信版とは一部異なる場合があるので注意が必要です。
ビデオ通話アプリでMetaアバターを使用可能にするシステムは、2023年頃から開発が確認されていました。今回約2年越しに、リリースが確定した形です。このシステムは、ホーム画面のメニューに新設された「Selfie cam」欄から視野角が設定できます(※記事執筆時点では、背景画像の変更機能は利用不可能)。
米メディアUploadVRによると、サイドローディング(アプリ外インストール)した「WhatsApp」を含む、多くのAndroid系アプリでアバターを使うことができたとのこと。ただWebブラウザを使うサービスでは、アバターは動作しなかったそうです。
UploadVRは、現時点の仕様ではMetaアバターを使用した際、各アプリでは利用者の首の回転だけが認識され、頭の位置は反映されないと説明。Meta社は現在、フェイストラッキングに対応したアバター「Codec Avatars」を開発中と言われており、今回実装されたシステムは、同アバターが完成するまでの“仮機能”の可能性があると指摘しています。
(参考)UploadVR
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