2022年7月9日、Metaの「Oculus」アプリ内のコードから「Meta Quest Pro」に関する記述が発見されました。これはMetaが現在開発中の新型VRヘッドセット、コードネーム「Project Cambria」の正式名称となる可能性がありえます。
「Project Cambria」は2021年10月に発表されたVRヘッドセットのコードネーム。VRヘッドセットを装着したまま周囲の環境をフルカラーで表示できるほか、光学系の改善、アバターへの表情反映などを搭載しています。既存の「Meta Quest 2」と同じく、PC無しで動作する「一体型」デバイスですが、主に業務利用を想定した、高価格なデバイスとなることが明言されています。
Oculusアプリからコード発見、果たしてその正体は？
この「Meta Quest Pro」に関する新情報は、Oculusのスマートフォン向けアプリから発見されました。Bloombergに情報提供を行ったデータマイナーSteve Moser氏によれば、データ内から「Pair Meta Quest Pro right controller（Meta Quest Proの右コントローラーをペアリングする）」という文字列を発見したとのこと。
仮にこれが単なるダミーデータでなければ、「Meta Quest Pro」はMetaが開発中の次世代VRヘッドセット、「Project Cambria」の正式名称候補となっている可能性もありえるでしょう。あるいはSIEの「PlayStation 4」をハイスペック化した「PlayStation 4 Pro」のように、「Meta Quest 2」をハイスペック化したデバイスの名称となることも考えられます。
なお、Bloombergは「Meta Quest ProはMeta Quest 2よりもはるかに優れたグラフィックス処理能力」を持つと説明。Meta内部で先週送られたとされる社内メモからは、最高製品責任者のクリス・コックス氏が、2022年に「Project Cambriaの発売を成功させることにフォーカスしている」と述べていることが確認されています。
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