Home » Meta社のボズワースCTO、「2031年のMeta Quest」の構想を語る。さらなる解像度アップや垂直視野角の拡大、軽量化は実現するか?


Meta Quest 2024.07.17

Meta社のボズワースCTO、「2031年のMeta Quest」の構想を語る。さらなる解像度アップや垂直視野角の拡大、軽量化は実現するか?

Meta社のCTOアンドリュー・ボズワース氏は、“2031年のMeta Quest”についての構想・見解を語りました。

今回のボズワース氏のコメントは、書籍「The Metaverse: And How It Will Revolutionize Everything(邦訳:ザ・メタバース 世界を創り変えしもの)」の著者、マシュー・ボール氏との対談中に行われました。

ボズワース氏のコメント(一部抜粋)

ボズワース氏はボール氏からの質問に対し、2031年に達成されているであろうVRヘッドセットの解像度や視野角、重量などを、以下のように語っています。

7年後を見据えた場合、私たちは視野1度あたりのピクセル数(ppd)を45ppdまで上げたいと考えています。本当は50ppdから60ppdの範囲になるようにしたいのですが、40ppdを超えるとかなり良くなりますね。(※編集部註: 現在販売されているMeta Quest 3は約25ppd)

また、Quest 3よりも視野角が小さくなると、没入感が損なわれます。また私は、よりよい没入感を得るためには、視野が広いことよりも視野が“高い”(垂直方向の視野角が広い)ことが重要だと考えています。

快適さは非常に重要な要素だと考えています。重量は軽くしたいですが、どのように重心を変えるかも非常に大事です。Quest 2からQuest 3への“移行”では、重心を少し内側に移動させることができました。重さで言えば、7年後には(現在よりも)100gから200gほど軽量化したいですね。

フレームレートについては、現在の120fpsの時点で、かなり良いレベルに達していると言えます。PCゲーマーの一部には、より高いfpsを求める傾向もありますが、7年後、私たちがそのような見解に至っているかについてはかなり懐疑的です。

ボズワース氏の発言をまとめると、Metaがppdを向上させつつ、FOV(特に垂直視野角)を拡大し、重量をさらに軽減したXRヘッドセットを目指していることが伺えます。

今回語られた構想は、あくまで「現段階の方針」であることに留意する必要があります。果たして、ボズワース氏の構想に近いデバイスが登場するのか。今後の展開に注目です。

(参考)UploadVR

Mogura VRは、UploadVRのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード