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ゲーム・アプリ 2020.11.11

「メダル・オブ・オナー」VR新作がQuest2版リリースに“前向き”

2020年12月11日の発売が予定されているVRミリタリーFPS「Medal of Honor: Above and Beyond」について、開発スタジオのプロデューサーがOculus Quest2(Quest2)版リリースを“前向き”に検討していると発表しました。

これはOculus StudiosのMike Doran氏が海外掲示板Redditにて明かしたもの。本作はHTC ViveやValve IndexなどのPC向け専用タイトルとして開発が進められており、初代Oculus Questでの発売は厳しいと、一部のユーザーから見なされていました。

しかし、「性能面が大幅に向上したQuest2の専用タイトルとしてなら出せるのでは? チーム内では検討されていないのか?」と質問したユーザーに対し、Doran氏は「今、注力しているPC向けVR版が完成したらトライする予定である」とコメントしています。

販売元のエレクトロニック・アーツ、開発を担当しているRespawn Entertainmentもこれに賛同し、前向きに検討されている模様です。しかしながら、どれほどの時間がかかるのかは分からないとも語っています。

さらに米メディアUploadVRがDoran氏に直接問い合わせたところ、「「Above and Beyond」は非常に大きく、複雑なゲームであることから移植は容易ではないため、製作前の評価で品質を確保できないと判断した場合は移植しない」との回答を得たとのこと。

「我々もQuestに『Above and Beyond』をぜひ持ち込みたいと考えているが、今はPC版の完成を最優先に取り組んでいます」ともコメントしており、仮に本製作が決定したとしても、発売は大分先になるようです。

「Medal of Honor: Above and Beyond」はエレクトロニック・アーツ傘下のRespawn Entertainmentが開発中のVRFPS。プレイヤーは戦略諜報局(OSS:Office of Strategic Services)のエージェントとして第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線へと参加し、フランスのレジスタンス支援、ナチスへの妨害工作を始めとする危険なミッションに挑んでいきます。

シングルプレイモードのほか、”ユニークな試み”が施されたというマルチプレイモードを収録。VRによる圧倒的な没入感が加わり、力強く刺激的な「メダル・オブ・オナー」になると発表されています。

さらに第二次世界大戦を実際に経験した退役軍人、生存者へのインタビューなどをまとめた約6分の短編ドキュメンタリー映像「Gallery」が収録されることも発表。この制作模様を紹介する最新トレイラーも11月9日より、YouTubeにて公開されています。

(参考)UploadVR(Quest2 / Gallery)、Road to VR


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