実物風の3Dホログラムのような映像を使って会議が行える、スマートフォン(iOS)向けARアプリ「MATSUKO」が発表されました。今週(3月第2週)末に開催される「SXSW2022」のスタートアップを対象としたピッチ大会「SXSW Pitch」でプレミアが行われる予定です。
「MATSUKO」は、スロバキアのMatsuko社が開発しているアプリ。iPhoneのカメラを自分に向けて発言を行うことで、「HoloLens 2」や「NrealLight」といったデバイス(を使う人)に、アプリ使用者を3D映像として表示できます。
Matsuko社によれば、アプリにはAR技術のほかAIも使用されているとのこと。3Dホログラムをリアルタイムで簡単に記録・共有可能にすることで、より自然な形の遠隔コミュニケーションを提供することを目的としています。
「Matsuko」について、共同創業者兼CEOのMaria Vircikova氏は以下のようにコメントしています。
私たちの脳は3次元に配線されており、人が物理的に実在する感覚を必要としています。「SXSW Pitch」の審査員の方々に、私たちのソリューションが真のホログラフィックプレゼンスを提供し、人々の感情的なつながりを助けるかを、お見せすることを期待しています。
2022年3月現在、「MATSUKO」はApp Storeで無料配信中。将来的にはMeta Quest 2(旧Oculus Quest 2)にも対応する予定です。
(参考)VRScout
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