今回紹介するのはやりこみ要素アリ!!可愛いキャラもアリ!!白熱のバトルもアリ!!!そんなシューティングゲーム『Long March Space Project』です。
『Long March Space Project』は装備をアップグレードしながらモンスターから惑星を開放していくシューティングゲームです。移動は出来ないのですが『GUNJACK』や『Bandit Six』などとは違い、前面だけでなく後ろにも射撃ができます。一番注目すべき点は装備のアップグレード上限が非常に高く、やりこみ要素が豊富な点です。VRアプリでシューティングゲームは珍しくありませんが、やり込めるシューティングゲームは珍しいです。
移動は出来ないため視点移動で操作をします。周辺の装備に視点を合わせると情報が表示されます。Upgredeの部分に視点を合わせ続けるとレベルアップさせることができます。装備はマシンガン、レールガン、ミサイル、電波塔があり、護衛の兵士もついてきます。マシンガンは自動で視点の先に飛んでいきますが、そのほかの装備は自動で敵を迎撃します。タップ操作をすることでマシンガンのみは連射速度が上がります。電波塔は攻撃する装備ではなく敵を引きつける装備です。集めて一網打尽にできるため効率よく敵を倒すことができます。
敵を倒したり、隕石を壊すとカラフルなアイテムが落ちてきます。それに視点を合わせることで回収し、資金に変えることができます。隕石を落とすと多くのアイテムが得られるのですが、序盤は中々壊せないので電波塔に集まる敵を倒していきます。
電波塔をレベル3にした後で資金を投入するとボスが出現します。制限時間内にボスの体力をゼロにできなければ失敗になります。失敗すると攻撃を受け装備のレベルが下がってしまいます。また、ボス戦の最中に飛んでくるミサイルを迎撃できなかった場合も同様に装備のランクが下がります。ボスを数回倒すと安全レベルが上がります。安全レベルと船に資金を投入して上げられる開発レベルを100%にするとステージクリアになります。次のステージに進むとアップグレードのレベル制限が上がり、護衛の兵士も増やすことができます。
飛んでるモンスターは悪いやつですが、足元をうろついているモンスターは悪いやつらじゃありません。ワニやイノシシ、モグラやアンコウなど可愛い生き物ばかりです。視点を合わせると餌をあげられ、喜んでくれます。可愛いだけでなく餌を何回かあげると攻撃力が上がったり、ボス戦の時間が伸びたりするボーナスが付きます。可愛いは正義、でも餌がなぜかお寿司なのは贅沢すぎじゃありませんか?
2.99ドルでここまでやり込めるシューティングゲームは中々ありません。360度様々な方向に敵や隕石が配置されているためVRシューテイングとしても申し分ありません。ボス戦も撃っているだけですが、時間制限や敵の攻撃などの演出があり迫力が出ています。
欠点を挙げれば、内容がやや単調である事です。ステージが進んでも基本的にやることは変わらないので、やりこみ系のゲームが苦手な方は飽きてしまうかもしれません。また、チュートリアルが長い点も気になりました。シンプルなゲームですぐに内容は理解できるのですが、何度もヘルプが出てくるのは邪魔に感じられます。
白熱のバトル、やりこみ要素、可愛い作要素など盛りだくさんなシューティングゲームは今までになかったため、非常に楽しめました。
<ソフトウェア情報>
「Long March Space Project」
【メーカー】Wuhan Mandrill VR Co.,Ltd
【開発者】Mandrill VR Co.,Ltd
【対応ハードウェア】 Gear VR
【価格】 2.99ドル
【操作】タッチパッド
【リリース日】 2016年1月7日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】英語(ゲームプレイには問題ないが、わかりにくい部分がある)
<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★(値段の割に非常に楽しめる)
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★★★