レノボが、新たなVRヘッドセットをリリースする動きがあるようです。詳細は不明なものの、ゲーミングブランド「Legion」のロゴの入ったデバイス画像が確認されています。
ターゲットはコンシューマー? ゲーミングブランドのロゴも
画像から、デバイスは「Legion VR700」という名称のVRヘッドセットと見られます。「Legion」はレノボが販売するゲーミングPCブランド名であることを鑑みると、このデバイスがゲームなどのコンシューマー用途であることが推測されます。
デバイスには「Halo Style」と呼ばれる固めのヘッドストラップが付属。ヘッドセット前面には少なくとも2つのカメラが認められます。カメラを使った、いわゆる「インサイドアウト方式」のトラッキングを行うものと思われます。
Mirage Solo以来のVRデバイスなるか
レノボは2018年、Googleと一体型VRヘッドセット「Mirage Solo」を共同開発しています。6DoFのトラッキングを有しており、当時としては非常に画期的なデバイスでした。
しかし同年にリリースされた「Oculus Go」がその立場を脅かします。Oculus Goは3DoFですが、低価格である点が高く評価され、シェアを伸ばしました。レノボは2020年、3DoFの教育用途向け「Lenovo Mirage VR S3」を発表しましたが、以降VRヘッドセットに関する動きはほぼありませんでした。近年のVR/AR関連ハードウェアへの展開は、エンタープライズ向けのスマートグラスなどに留まっています。
今回のVRヘッドセットは、ポスター画像や中国のSNSWeiboでのおける言及等は確認できるものの、レノボの公式サイトでは情報が明らかにされていません。
(参考)UploadVR
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