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AR/MR 2018.06.21

現実さながらのAR卓球 Leap Motionが新型デバイスのデモ動画公開

今年4月に新型ARヘッドセットのプロトタイプ「North Star」を電撃発表した米国のLeap Motion社。同社からこのARヘッドセット「North Star」を使い、ARで卓球をプレイするデモ動画が公開されました。Leap Motion社の持つトラッキング技術とARを組み合わせ、まるで本物のように見えるバーチャルな卓球が実現しています。

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最高レベルのデバイスとして公開

Leap Motionは、手と指をトラッキングするセンサー「Leap Motion」を開発・販売してきました(2018年6月にもソフトウェアアップデートを発表しています)。VR向けのコントローラーとして、各種VRヘッドセット向け開発ツールや一体型VRヘッドセットへの組み込みをサポートしています。

Leap Motion社自身がAR/VRヘッドセットを販売する計画はありませんが、今年4月に発表したNorth StarはARの普及を進めるプラットフォームとして打ち出しており、「最高レベルの視野角、リフレッシュレート、解像度を誇る」と謳っています。North Starはハードウェア、ソフトウェアともGitHub上で設計図が公開されています。ただし、Leap Motion社が提供すると考えられる一部パーツは提供されていない状態です。

まるで本物のように進むAR卓球

今回公開されたデモ動画では、Leap Motionのトラッキング技術を活用したARデバイスの性能が明らかされています。ARヘッドセットを装着したプレイヤーは、AIを対戦相手に卓球をプレイしています。卓球台とプレイヤーの持つラケットは本物ですが、卓球台の上を飛び交うボールと対戦相手のラケットはバーチャルなものです。

プレイヤーの動きに対して、まるで本物のボールや対戦相手が存在するかのように、自然にゲームが進められています。ヘッドセットとラケットはモーションキャプチャーシステムで、プレイヤーの左手はヘッドセットにあるLeap Motionのセンサーでトラッキングされています。プレイヤーが指をつまむ動作で、新しいボールを作り出し、サーブしていることも分かります。

Leap MotionはこのARヘッドセットを自社で製品化する予定はありませんが、「(North Starは)100ドルで作れる」と自信をのぞかせています。この価格が実現すれば、ARの普及を促す素晴らしいデバイスになると考えられます。

(参考)Road to VR
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