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ゲーム・アプリ 2018.09.20

「シェンムー」の生みの親が手がけるVRゲーム「VRSUS(仮)」発表!【TGS2018】

2018年9月20日から9月23日まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2018(TGS2018)。その初日となる20日、JPPVR株式会社のブースで行われた新作発表会にて、「バーチャファイター」や「シェンムー」の生みの親である鈴木裕氏が手がけるVRゲーム「VRSUS(バーサス、仮称)」が初お披露目されました。多数の歴史的ゲームを手がけてきたヒットメーカーが考えるVRゲームとはいかなるモノなのか。発表の模様をレポートします。

この発表会は、大型VR筐体の販売を手がけるJPPVRが主催したもので、当日までは“伝説のクリエイターが登場”と告知しており、誰が登場するのかはシークレットとなっていました。いったい誰が登場するのかとドキドキしていると、そこに登場したのはなんと鈴木裕氏! セガ在籍時に「スペースハリアー」や「アウトラン」といった体感ゲームや、「バーチャレーシング」や「バーチャファイター」といった元祖ポリゴンゲーム、そして横須賀や九龍城をゲーム中に再現した超大作「シェンムー」と、数々のヒット作を生み出したことで知られるレジェンドクリエイターです。


(ソフト制作を手がけるVres社のCPO、セレイン・キャンベル氏と握手を交わす鈴木裕氏)

鈴木氏は今後同社からリリースされるタイトルの総合プロデューサーに就任。その理由として「以前からVRには興味があったのと、(自身の出自である)アーケードゲームシーンを盛り上げる協力をしたい」と語り、第1弾タイトルである「VRSUS(仮称)」を発表しました。

鈴木氏は「まだゲームの面白さを探っている段階ですが」と前置きしつつつも、実際にプレイが可能なプロトタイプを披露。気になるその内容は、四角いチューブの両端に立ったプレイヤー同士が、弾を撃ち合って得点を競うという対戦型のシューティングゲーム! 写真や動画を見ていただければわかるかと思いますが、サイバーな空間で繰り広げられる未来型スポーツといった趣です。


(クレーンに吊るされたヘッドセットを装着して、両手にコントローラーを持ってプレイ。ボディアクションによる技の発動もあるようです)


(プロトタイプには男性型と女性型2人のキャラクターが)

プレイヤーは、手にしたコントローラーで向きを定めてトリガーを引いてショットを発射。相手の顔面にヒットさせると得点となります。相手からの弾は、体を動かして避けたり、片手用の盾を使って防御。「狭い空間にたくさんあるボールをかいくぐっていくのがコンセプト」と、鈴木氏は説明しました。


(チューブの内側には、互いが放った弾が無数に。壁に跳ね返った弾にも注意が必要そうです)

ほかにも、大きな弾を打ち出すスペシャルショットや、時間を遅くして敵弾を弾き落とすバレットタイムといったフィーチャーも用意されていて、その種類は今後増やしていくとのこと。プロトタイプといえど、ゲームをより面白くするためのさまざまな仕掛けが考えられていることが伝わりました。ステージに同席したJPPVR取締役の田端俊哉氏よると「全国のアミューズメント施設やショッピングセンターに導入していきたい」とのことなので、今後の動向に注目したいところです。

発表会の終盤にはスペシャルゲストとして、東京ゲームショウのオフィシャルサポーターの有野課長がステージに登場。「シェンムー3どうなってますか?」と問いかけたり、VRバイクレースで対決して「ハングオンを思い出すわー」と、鈴木氏との再会を喜ぶと同時に、初体験だというVRゲームを楽しんでいました。

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また同ステージでは、“VR Sports ワールドトーナメント in アジア”の発表もなされました。これはその名の通り、世界規模で行われるVR e-Sports大会。国籍、性別、年齢などは不問のオープン大会。アジア圏最高の賞金額が用意されるとのことなので、こちらも気がかりなイベントとなりそうです。


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