JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)とリコーが共同開発した小型全天球カメラで撮影された宇宙空間からの映像と写真が、リコーのWEBサイトにて公開されました。
今回使用されたのは、360度カメラ「RICOH THETA」をベースに宇宙空間撮影用として開発された専用のものです。温度や放射線、振動などに耐久できるよう、外部筐体はアルミニウム合金で製作されています。カメラは宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機で国際宇宙ステーション(ISS)へ送り届けられ、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームから360度の全天球静止画・動画の撮影が行われました。
WEBサイトには、ISSから見た昼間の地球と、太陽光が差込み地平線がリング状にみえる地球の様子を静止画と動画が公開されています。モバイル端末でのスワイプやVRモード、PCからマウス操作で、自由に動かせます。
画像、動画はリコー独自の画像改善技術により補正しており、AI技術によって全天球カメラの画像の解像度向上、ノイズ除去、収差補正が行われているそうです。リコーは、今後も宇宙からの画像をサイトに公開する予定とのこと。
画像、動画の配信ページはこちら。
©RICOH / JAXA
(参考)RICOH THETA ニュースリリース、ブログ