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AR/MR 2021.06.12

iOS 15で「Googleレンズ」風の現実認識が実装へ 文字読み取りや検索など

2021年6月7日からオンライン開催されているアップルの開発者会議「WWDC」で、最新バージョンのOS「iOS 15」に、「Intelligence」(インテリジェンス)と呼ばれる機能が導入されることが予告されました。このインテリジェンスは、周囲の文字等を端末のカメラで読み取り、テキスト化などが行えるというもの。

Googleが先行して「Googleレンズ」アプリで提供しているものに近いシステムがiOSの標準カメラにも実装されることになります。

「Intelligence」にはいくつかの機能が含まれます。文字の読み取り機能「Live Text」は、カメラで対象の文字を捉えたあと、画面右下のインジケーターをタップすることで使用可能。文字部分を“抜き出し”て、メール作成画面やメモにペーストできます。保存している写真やウェブ上の画像からも同機能を使えます。

デモンストレーションでの解説によれば、写っている文字を読み取り、レストランの営業時間や住所の検索などができるとのこと。

また、画像に写っている対象物(動物やランドマーク、花、アート、本)の情報を表示する機能も存在します。

「iOS 15」は2021年9月に配信予定。ローンチ時点では「Live Text」で読み取れる言語は英語や中国語、フランス語など。日本語対応の有無や実装時期の情報などは公表されていません。

(参考)YouTube


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