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VIVE 2018.02.25

「HTC Vive」を120%楽しむ、様々な周辺機器を紹介

HTC社が販売を行っているハイエンド向けVRヘッドセット「HTC Vive」。世界各地のVR体験施設でたびたび使用されていますが、その理由のひとつにその周辺機器の充実・多様性が挙げられます。

今回は、様々な種類が発売されているHTC Viveの周辺機器を紹介します。

目次

・HTC Viveとは
・HTC Viveの周辺機器を紹介
 ・Vive Tracker
 ・Vive デラックスオーディオストラップ
 ・汎用ラケット、卓球ラケット
 ・Hyper Blaster for VIVE Tracker
 ・TPCAST
 ・雲台クリップ

HTC Viveとは

HTC Viveとは、台湾を拠点とするスマートフォン・携帯情報端末(PDA)メーカーであるHTCが、コンテンツ配信プラットフォーム「Steam」で知られるアメリカのValve社と共同で開発したVR用ヘッドマウントディスプレイです。

多くのスマホVRよりも広視野角のディスプレイや、特定の範囲内で装着者の頭や手の位置を認識できる「ルームスケール」というトラッキング機能が特徴です。また、HTC Viveは世界最大のPCゲームプラットフォーム「Steam」を運営するValve社が提供しているVRシステム「SteamVR」に初めて対応したデバイスでもあります。

(参考記事)
HTC Vive

HTC Viveの周辺機器を紹介

Vive Tracker

「Vive Tracker」(以下、トラッカー)は、PC向けVRヘッドセットの「HTC Vive」向けアクセサリーです。さまざまな物体に取り付けることができ、装着した物体の位置を正確にトラッキングすることができます。これにより、たとえば棒やモデルガンの先端に取り付けることで、VR内でそれらの位置を割り出し、現実での動きとVR内での動きを同期させることができます。


トラッカーはHTC Viveの公式サイトから購入することができます。販売価格は12,500円(税込)となっており、同梱品としてUSBケーブル、2.4GHzドングル、ドングルクレードルなどが付属。完全充電時には約6時間動作します。

ただし、トラッカーは2018年2月現在では在庫切れが続いており、入手が困難となっています。メーカーであるHTC NIPPONに問い合わせたところ「供給回復は3月中旬~下旬」を見込んでいるとのこと。安定して手に入れるには、少し待つ必要がありそうです。

(参考記事)
VRに現実のものを“持ち込む”「Viveトラッカー」とは?

Vive デラックスオーディオストラップ

「Vive デラックス オーディオストラップ」は、HTC Vive本体にヘッドホンを統合し、装着時の調節も手軽にするなど、HTC Viveの使用を快適にするアクセサリーとなっています。現状でHTC Viveを装着する際の、本体ヘッドセットとは別にヘッドホンやイヤホンの取り付ける一手間が改善されます。

価格は12,500円(税込)。Viveデラックスオーディオストラップは「装着時間の大幅短縮」、「ヘッドフォンの標準化」という大きな2つのメリットがあり、自宅でのVR体験ではもちろん、展示会場などでデモ展示をする際には必須と言っても過言ではないアクセサリーとなっています。これを利用することで体験がかなり快適になるため、非常にオススメです。

(参考記事)
HTC Vive向け「デラックスオーディオストラップ」没入感を高めるアクセサリが発売

汎用ラケット、卓球ラケット

汎用ラケット・卓球ラケットは、ラケットのフェイス部分にViveトラッカーを装着することで、ラケットの動きを認識してVRに反映するものです。汎用タイプにおいては、持ち手の部分に長さがあるため、ラケットとしてのみならず、様々な用途に利用が可能になります。


本製品は、2017年12月に開催された「ジャンプフェスタ2018」にて、人気漫画『ブラッククローバー』のVRコンテンツに採用されています。展示されたVRコンテンツでは、両手でラケットを振ることで、実際に大剣を振るような感覚が得られました。

HTC、Vive対応のラケット型コントローラー発売 税込4,500円

Hyper Blaster for VIVE Tracker

株式会社アスクから販売されているVRデバイス「HTC Vive」向けのガンコントローラー「Hyper Blaster for VIVE Tracker」はViveトラッカーを固定できる取り付けネジを備えたHTC Vive専用のガンコントローラーです。標準のHTC Viveコントローラーボタンを統合しており、グリップボタン、メニューボタンをはじめ、タッチパッドボタンを備えたトリガーを搭載しています。

HTC ViveでのVRシューティングゲームにおいて、Viveトラッカーを利用した高い操作性を実現するとのことです。

HTC Viveで使えるガンコントローラー発売 Viveトラッカーにも対応

TPCAST

VRデバイス「HTC Vive」を無線化する外部デバイス「TPCAST Wireless Adapter for VIVE」(以下、ワイヤレスアダプター)は、HTC Viveを使用する際、VR体験中にケーブルが手や足にからまったり、動ける範囲が限られる、といった問題を解決するためのデバイスです。


HTC Viveの配線を無線化することで、ケーブルを気にすることなくVR体験を楽しむことが可能となります。PCショップツクモから発売されており、発売は2018年2月より。価格は35,463円(税別)となっています。

(参考記事)
Vive無線化キット詳細レビュー 遅延気にならずバック宙や逆立ちも可能に

雲台クリップ

周辺機器としては少し違うジャンルになりますが、「HYPERKIN VR Quick Clip」は、HTC Viveのトラッキング用センサーを取り付ける際に使用します。これがあればセンサーのために壁に穴をあける必要もなくなりますし、三脚にとりつけることなく利用することができます。


展示会などで利用している開発者も多く、多方向の位置調整に対応していながら、クランプ式マウントでしっかりと固定することができます。価格は記事執筆時点のAmazonで1,963円(税込)となっています。


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