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ゲーム・アプリ 2017.06.05

【HTC Vive】あの人気タイトルをVRで再現!『乖離性ミリオンアーサー VR』 紹介&制作者インタビュー

今回紹介するのは人気スマートフォンゲームをVRに対応させた『Kai-ri-Sei Million Arthur VR / 乖離性ミリオンアーサー VR』です。制作に携わったスクウェア・エニックスの加島直弥氏のインタビューを行う機会も頂いたので、本作の魅力とともに紹介していきます。

原作をVRで忠実に再現、しかしVRで迫力は急上昇!


バトルシーンはスマートフォン版のバトルシステムと同様でカードを選んで戦うスタイルで、ミリオンアーサーシリーズのファンにはなじみのある内容です。しかし、VRでは実際にカードを手で選ぶため臨場感が全く違います。


ストーリーシーンなどでもアーサーたちやボスキャラは目の前でアクションをします。必殺技や魔法などは自分の目の前で炸裂するため、その迫力から思わず目を閉じてしまいたくなるほどです。そして、キャラクターが生き生きと動いているのは、見ているだけで楽しくなってきます。


本作ではキャラクターと触れ合う機能も搭載されています。ロビーステージでは原作にも登場したウアサハとコミュニケーションが取れます。優しくなでると喜んでくれたり、逆に強くなでると嫌がったりと非常に人間らしい反応を返してくれるのはうれしい点です。

本作では登場するアーサー達の着せ替えも行えます。複数の衣装が用意されており、自分の好みの衣装にきせかえ、近くでそのキャラクターを見ることができます。そして、着せ替えたアーサー達がバトルモードでもその衣装で戦ってくれるのも嬉しい点です。

スクウェア・エニックスの加島直弥氏に聞く「乖離性ミリオンアーサーVR」の魅力

今回、本作の制作に携わったスクウェア・エニックスの加島直弥氏にお話を伺うことができました。

まず本作で一番こだわった点を聞いたところ「キャラクターをVRで見せる部分」をこだわり抜いているとのことでした。原作の3Dモデルをそのまま使うのではなく、VR用に見た目を調整したモデルを使用しています。さらにエフェクトなども現実に近いモノではなく、ミリオンアーサーの世界観に合うようなファンタジーテイストなエフェクトを採用しています。

スクウェア・エニックスとしてはVRを今後も前向きに取り組んでいく方向で、中でもミリオンアーサーというタイトルは実験的な要素を多く取り入れた作品のため、今回VR対応をしたとのこと。今後の乖離性ミリオンアーサーVRの展開については、海外対応も視野に入れているとのことでした。これからの動きに期待が寄せられます。

ぜひ最後まで遊んでほしい作品

本作は、価格は3,980円とVRコンテンツの中ではやや高めの価格設定ではありますが、非常に細かい部分まで作りこまれた作品です。SteamではVRゲームの売上ランキングで一時期上位に登場していました。

後半のバトルシーンやイベントシーンは迫力もあり、必見。前半部分だけではなく最後まで遊ばないと本当の魅力は分からない作品です。5月30日のアップデートでシナリオ開放の方式が改善され、遊びやすさは向上しています。

『ミリオンアーサー』シリーズのファンはもちろん、シリーズを未プレイのユーザーでも楽しめるようなゲームになっているため、HTC Viveユーザーにはお勧めのタイトルとなっています。

 

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