7月25日、HTCはピクシブ株式会社との業務提携を発表しました。HTCが提供するメタバースプラットフォーム「VIVERSE」にて、ピクシブのアバター制作ツール「VRoid Studio」で作成したアバターを利用できるようになります。
HTCは、台湾を拠点とするスマートフォンや携帯情報端末メーカーです。PC接続型VRヘッドセット「VIVE Pro」シリーズをはじめとしたVRヘッドセットや、VRコンテンツプラットフォーム「VIVEPORT」などを展開するVR関連企業としても知られています。2022年には独自のメタバースプラットフォーム「VIVERSE」を発表しました。
ピクシブ株式会社は、イラスト投稿プラットフォーム「pixiv」運営のかたわら、2018年に3Dアバター制作ツール「VRoid Studio」をリリース。イラスト感覚で簡単にVRM形式の3Dモデルを制作でき、作成したモデルの権利は制作者に帰属するという特徴から、現在に至るまで愛用者の多い3Dアバター制作ツールとして普及しています。
今回の業務提携によって、「VIVERSE」と「VRoid Studio」のシステム連携により、「VRoid Studio」で制作したアバターが「VIVERSE」にて使用可能になるとのこと。今後は二社共同で、「VIVERSE」に適したアバターやアクセサリーの最適化処理や、より個性的かつ自由に遊べるアバターの新しい活用方法を開発する見通しです。