Home » 2021年は“オールインツー”ヘッドセットの時代? HTC幹部がVR業界の動向を予測


その他VRヘッドセット 2021.01.18

2021年は“オールインツー”ヘッドセットの時代? HTC幹部がVR業界の動向を予測

2021年は、“オールインツー”型のVRヘッドセットが躍進する――HTC VIVE EMEAのジェネラルマネージャーGraham Wheeler氏が発した、2021年の業界予測に注目が集まっています。

Wheeler氏の業界予測は、米メディアUploadVRに対して行ったもの。 同氏はオールインツー型のヘッドセット(の定義)とは、軽量の、演算装置を内蔵しないスマートフォンと接続して使用するVR/ARデバイスであると説明しています。

Wheeler氏のコメント

スマートフォンに内蔵されているプロセッサは、現在素晴らしい性能に達しており、VRビューワーに使用するのに十分な力があります。よって我々は、スマートフォンに接続する軽量のグラス――“オールインツー”の躍進を予測します。

この技術(オールインツー)は、我々も様々な角度から検討しており、そこには、クアルコムとの、VIVE Waveプラットフォームを構築するための協働も含まれます。5G対応の高性能なスマートフォンによりXR体験に対応できるようになるでしょう。

2020年2月、HTCはスマートフォンと接続して動作するプロトタイプヘッドセット「Proton(コードネーム)」を公開するなど、水面下で開発は進められている模様です(一体型と思われるバージョンも存在)。

なおWheeler氏は、このほかにも、性能向上による、実用的なフォービエイテッド・レンダリングとレイトレーシングの実現やハンドトラッキングの進化が2021年に起こると予測しています。

(参考)UploadVR


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード