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話題 2019.10.30

離れた場所にリアルタイム転送、米企業の“ホロポーテーション・マシン”

アメリカのPORTL Hologram Company(以下PORTL)は、ホロポーテーション(holoportation)マシン「HOLOPORTL」を発表しました。「HOLOPORTL」は、高さ7フィート(約213cm)、幅5フィート(約152cm)のデバイス。同社はネットワーク接続された「HOLOPORTL」を活用した重要人物(政治家、CEO、エンターティナーなど)の世界規模の同時表示や転送、各種コンテンツの再生などを提唱しています。

PORTL社はVR/AR関連の技術を手掛けている企業です。「HOLOPORTL」を使用することで、利用者は自身を4K解像度で“転送(Beam)”し、転送先の観客と交流することができます。PORTL社によれば、同デバイスではリアルタイム転送のほかに「コンテンツの撮影や編集、再生も行える」とのこと。リリースでは「ペッパーズ・ゴースト(※)技術は使っていない」とコメントしており、技術面の開示なども待たれるところです。

(※ペッパーズ・ゴースト……ハーフミラーの性質を持つスクリーンなどを利用して映像を投影し、その映像に登場する人物があたかも舞台や床の上など、特定の場所に実在しているかのように表示する技術のことを指す。DMM VR THEATERなどでこの方式が利用されている)

(参考)プレスリリース


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