VRイベント「バーチャルマーケット」を運営する株式会社HIKKYは、同社のメタバース開発エンジン「Vket Cloud」と外部デバイスを連携するソリューション「unlink(アンリンク)」を発表しました。
連携デバイスの第一弾は、11月29日にソニーが発表したモバイルモーションキャプチャー「mocopi(モコピ)」です。
スマホからモーションデータを送る
HIKKYが提供する「Vket Cloud」は、株式会社HIKKYが独自に開発したメタバース開発エンジン。ブラウザでメタバースに接続できるため、スマートフォンやPCからアクセスできる手軽さが特徴のひとつです。
unlinkは、Vket Cloudと外部のモーショントラッカーを連携できる新ソリューション。第一弾として、ソニーのmocopiとVket Cloudとの連携を実現する機能を提供します。同連携により、高価な機材を使わずに、スマートフォンからモーションデータをメタバースに送れるようになります。
mocopiは、6基のトラッキングデバイスと専用スマートフォンアプリ(iOS/Android対応)で構成される、フルトラッキング可能なモバイルモーションキャプチャーです。PC不要で動作し、屋外でも使用できます。
mocopiをMoguLive編集部が早速体験したところ、「めちゃくちゃ精度がいい」とのこと。まさに「ソニーの本気」が国産で手軽なメタバースと組み合わさったことになります。
unlinkは、今後もさまざまなハードと連携しながら、機能拡張を進めていく方針です。
なお、ソニーは、Moguraが12月に開催するVRイベント「XR Kaigi」のオフライン展示会場にmocopiを出展することが決定しています。
ソニーの新商品、モバイルモーションキャプチャー「mocopi」に関する体験展示型の説明会になります。「mocopi」の活用方法をはじめ、SDKを使った外部機器、ソフトウェアなどとの連携に関しても説明予定です。VRChatとの連携デモも用意していますので、ご期待ください。
(参考)株式会社HIKKY