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AR/MR 2019.04.10

メガネそっくりのスマートグラス「Focals」アップデート Spotifyと連携

カナダを拠点とするスタートアップNorthは、スマートグラス「Focals」のアップデートを発表しました。音楽配信サービスSpotifyとの連携や音声メモなど、日常を快適に過ごすための機能が盛り込まれています。

まるでメガネそのものの「Focals」

「Focals」はスマートフォンとBluetooth接続して使用するスマートグラスです。レンズ部分にはプロジェクターが内蔵されており、スマートフォンに届いた通知の確認や、天気や時間のチェックなどが行えます。また、配車サービスのUberを呼んだり、アマゾンのAIアシスタントAlexaと接続も可能です。空間認識の機能は搭載されていいません。

通常のメガネと見分けがつかないデザイン性を特長とし、「毎日使えるスマートグラス」を謳ってます。

今回発表したアップデートは下記の4点です。

Spotify Connectとの連携

デジタル音楽配信サービスSpotifyが提供する、「Spotify Connect(※)」と連携されました。ユーザーはFocalsを使い、スマートフォンやスピーカーから流れる曲のボリュームを調整したり、タイトルを見たりすることができます。指に装着するリング型のコントローラー”Loop”を使えば、グラスのディスプレイがオフでも使用可能です。

(※Spotify Connect:Spotifyアプリをリモコンにして、対応するオーディオ機器やカーステレオ、ゲーム機など他のデバイスから直接音楽を再生できる機能)

通勤のストレス低減

道案内機能のアップデートにより、最速の交通手段が提案できるようになりました。決められた時刻に対して遅れる場合はそれを示し、連絡先の相手にシェアする機能もあります。

ミーティングを快適に

Loopを数回突くだけで、ミーティングの同席者にメールを発信することができます。開始時間に遅れる際の連絡にも便利です。

またミーティング中は、記録機能”Rewind”が活躍。Loopを使い、ボイスメモでノートを取ることができます。ユーザーへは会議終了後にEメールが届き、録音とテキストの両方でメモを受け取れます。

スマートグラス画面の共有

自分がFocalsを通じて見ているものを、周りの人に見せる機能”Lenscast”が搭載されました。Focalsのディスプレイに映る情報を、ユーザーのスマートフォン画面に映します。スマートグラスで得られる情報を、周囲の人へ手軽に示せるようになりました。

製品の予約は公式ウェブサイトから。予約後、ブルックリン、トロント、サンフランシスコ、サンタクララのいずれかのショールームにてサイズ測定が必要です。

Focalsのように自然なデザインや軽量性を売りにしたスマートグラスは、ファーウェイなども発表しています。

(参考)North


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