フェイスブックのメッセージアプリ「Messenger(メッセンジャー)」と「Messenger Rooms」に、ビデオ通話中に複数人(グループ)で利用できるARエフェクトが実装されました。
「Messenger」と「Messenger Rooms」には、以前から通話中のARエフェクト機能が実装されていました。ただ1度に利用できるのは1人のみ。今回、利用人数が“拡大”された形です。米メディアVRScoutによれば、新たな“グループARエフェクト”では、フェイス・フィルターや、インタラクティブ・ゲームなどを複数人で楽しめるとのこと。
2021年10月現在、利用できるグループARエフェクトは70種類以上。「Messenger」でグループARエフェクトを使うためにはまず、同アプリを起動し通話を開始。その後表示される“白い笑顔”アイコンをタップすることで、エフェクト選択欄にアクセスできます(“Group Effects”を選択)。
グループARエフェクトは、フェイスブックの新たなAR向けのAPI「Spark AR Multipeer API」で動作しています。同APIを使用することで、より複雑なコンテンツを制作可能。開発者向けには、2021年10月末までに公開される予定です。
関係者のコメント
グループARエフェクトのリリースについて、「Messenger」の開発チームは以下のようにコメントしています。
グループエフェクトは、友人と繋がるにあたって、よりエンゲージングかつインタラクティブな方法を提供します。また同エフェクトは、クリエイターのコミュニティを支援すると共に、人々が自己表現をより行うことを可能にします。
我々は特に現在、物理的な距離を越え、世界中の人々と繋がるため、ビデオ通話を多用しています。(今回実装された)新要素によって、これらのインタラクション(通話)は、印象的かつ親密、そしてエキサイティングなものになるでしょう。
なおフェイスブックによれば、グループARエフェクトは将来的にインスタグラムにも実装されるとのことです。
(参考)VRScout
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