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スマホVR 2017.09.05

【VRゴーグルレビュー】発色は綺麗だが周囲が気になる エレコム「VRグラス 極小タイプ」

スマホ向けVRゴーグルのレビューをお届けしている「VRゴーグルレビュー」。第27回はエレコムの「VRグラス 極小タイプ」をとりあげます。

「VRグラス 極小タイプ」は全国の量販店などで900円程度で販売されています。

本製品は、過去にとりあげた「HOMiDO mini」「キャラメルVR」などと同じ、レンズとクリップのみで構成されるレンズタイプの製品です。

折りたたみ式のレンズとクリップで構成される本製品は、折りたたんだ際のサイズがコンパクトで、気軽に持ち運ぶことができます。

使用する際はレンズを広げ、クリップでスマホを固定して使用します。クリップで挟み込む都合上、凹凸のあるスマホケースとは相性が悪く、ケースやスマホを傷つけやすいので注意が必要です。

装着後は、スマホを手に持って使用します。実際に体験してみたところ、レンズの発色はかなり綺麗で好印象でした。焦点距離や瞳孔間距離が調整できないにも関わらず、ピントがずれていなかったのも素晴らしいです。しかし、視野角が広すぎるのか、今回製品の評価に使用したXperia Z5ではスクリーン端どころか周囲の風景もばっちり映り込んでしまっていました。光を遮るものがない構造であり、そもそも没入感を求めるものではないレンズタイプの製品ではありますが、レンズ越しにも周囲の風景が見えてしまうのは残念です。

一番重要な映像の見え方に関する問題が多い本製品ですが、軽量かつコンパクトで、レンズの発色は綺麗なので、「体験をする」のではなく、360度カメラで撮影した写真を「確認する」などのカジュアルな用途には適した製品です。また、以前取り上げた同じくレンズタイプの「HOMiDO mini」「キャラメルVR」と比較して、実売価格が900円程度と安価なのは魅力的です。外に持ち出しての簡易的な運用をする人にはおすすめできる製品と言えるでしょう。

 

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