9月7日、クラウドサーカス株式会社が開発・運営するARプロモーションツール「COCOAR(ココアル)」に「VPS(ビジュアル・ポジショニング・システム)機能」が追加されました。COCOARの利用者はマーケティングの一環として、より精度の高いARコンテンツを発信できるようになります。
4,400社以上が導入しているARコンテンツ制作・配信ツール
「COCOAR」は、専用アプリを介してARコンテンツを制作できるツールです。クラウドサーカス株式会社によると、2022年6月末時点で中小企業を中心に4,400社以上へ導入されているとのこと。
今回追加されたVPS機能は、「デバイスのカメラ映像」と「そこに映った建物や地形などの空間情報」を3D地図データを用いて照合することにより、利用者の位置や方向に合わせたARコンテンツを表示できる機能です。VPSでの位置情報は、GPS位置情報よりも誤差が少なく、加えて詳細な「方向」を捉えることもできるため、従来より正確・リアルな表現が可能。また、屋内でも利用できます。
機能のバックエンドにはGoogleが2022年に発表したVPS「Geospatial API」を組み込み、独自要素も追加しているとのこと。今後は位置情報の精度をより高め、ARコンテンツ表示機能を継続してアップデートしていく見通しです。
(参考)クラウドサーカス株式会社