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業界動向 2020.10.07

NVIDIA、AR/VRアプリをクラウドレンダリングする「CloudXR」をAWS対応

アメリカの半導体大手NVIDIAは、同社のAR/VRコンテンツ配信サービス「CloudXR」が、アマゾンのクラウドサービスAWS(Amazon Web Services)に対応することを発表しました。

今回のAWSとの連携により、Amazon EC2 P3、G4のインスタンス上からCloudXRを利用可能になります。両インスタンスは NVIDIAのGPUであるV100、T4に対応しています。

CloudXRは、AR/VRコンテンツをクラウド上でレンダリング(描画)することで、高性能なPCやスマホでなくともAR/VRを体験できるようにするサービスです。

本取り組みの先行事例として、米国の電気自動車企業のLucid Motorsは、電気自動車の新機種「Lucid Air」をバーチャルショールームで展示しています。このバーチャルショールームは、CloudXRプラットフォームを使用し、AWSからストリーミングされています。購入検討者はショールーム内でLucid Airの高精細な3Dモデルとその機能を見ることができるとのこと。そのほかにも、シカゴを拠点とするホスピタリティのデザインやブランド戦略、開発を手がけるThe Gettys Groupも先行して導入を行っています。

AWS対応のCloudXRは、数ヶ月以内にプライベートベータが提供され、2021年の早い時期に一般提供が開始される予定とのことです。

(参考)NVIDIA 


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