Fluidは、Valve IndexのストラップとスピーカーをBigscreen Beyondに装着できるモッドキット「Project Beyondex」を発表しました。FluidはQuest向けの空間コンピューティングアプリを開発しているチームです。

(※Project Beyondexを着用。Fluid提供のこの画像では、背景はGoogleのGeminiで生成されたものであることにご注意ください)
Bigscreen BeyondはパンケーキレンズとマイクロOLEDディスプレイを搭載し、軽量で快適に装着できるヘッドセットです。一方、Valve Indexのスピーカーは音質の高さで知られており、Fluidはこの2つを組み合わせることで、映像と音響の両面で高い没入感を実現しました。開発チームは、この構成をPC VRで最も好ましい体験方法の一つと評価しています。
取り付け方法は、Valve Indexからストラップを取り外し、3Dプリント製のサイドアダプターを使ってBigscreen Beyondに逆さまに装着します。このアダプターの設計には、Bigscreenが昨年公開したAudio StrapコネクターのCADファイルが活用されています。サイドはM6ネジで固定され、逆さまに装着することで背面サポートが上部サポートとして機能し、トップストラップなしで使用可能となります。

(Bigscreen BeyondのProject Beyondex)
主要な電子部品はカスタムDAC(デジタル信号をアナログに変換する装置)と小型UPS(停電時に電力を供給する装置)です。DACはオープンソースの「Picoamp」を基にしており、UPSはリチウムイオンバッテリーを内蔵しています。両方ともプラスチック製ケースに収められ、ストラップ裏に装着されます。
DACはBigscreen Beyondのオーディオ信号をValve Indexのスピーカーに伝達し、オーディオケーブルはストラップの下に収納してアダプター内のポゴピンに接続されます。UPSは大音量再生時にUSB-Cポートからの電力が不足する問題を補います。この問題はMMI Modularのマット・ゲインズ氏が指摘し、同氏は開発にも助言を行いました。
Fluidによると、取り付けで最も難しいのは両側のオーディオケーブルをきれいに収納する作業だとしています。
完成版モッドキットは109ドルで予約受付中で、11月前の出荷を予定しています。3Dプリント部品を除いたDIYキットは89ドルで提供され、利用者が部品を自分で印刷し、配線のはんだ付けを行う必要があります。注文は現在、米国、英国、カナダ、日本に限定されていますが、他地域からの関心も歓迎しています。
今後Fluidは、DACとUPSを含む全ての回路図や基板情報を無料公開する計画です。これにより、ハードウェアに詳しいユーザーは自分でProject Beyondexを組み立てることも可能になります。
参考
https://www.uploadvr.com/project-beyondex-mod-kit/
Mogura VRはUploadVRのパートナーメディアです。
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