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【体験レポ】スマホで視点を自由に選べるMV、音楽でマイニング ハッカソンで溢れるユニークなアイデア

2017年11月18日から19日にかけて「avex-xRハッカソン(VR/AR/MR)」が開催されました。このハッカソンは、エイベックス株式会社が主催し、音楽・エンタテインメントの未来をテクノロジーでアップデートすることをテーマにしています。

チームで開発し、「チームメンバーの内1人は必ずエイベックス社員を入れること」という珍しい条件も。最終的にはユニークな視点のVRコンテンツが発表されました。

今回は、最優秀賞を受賞した2作品を紹介します。

『自由視点ミュージックビデオ(拡散も出来るよ)』

最優秀賞とHTC Vive賞の二つを受賞した『自由視点ミュージックビデオ(拡散も出来るよ)』(AMATELUS with 桃色ドロシー)は、アーティストを360度ぐるりと囲んだ視点からユーザーが好きな角度から見ることのできる自由視点映像を撮影し、ユーザーは好きな視点の映像をネットに投稿して共有できる作品です。

自由視点映像は対象を中心にして周囲を360度回転して見られるよう撮影された映像です。ユーザーは自分が見たい方向からの映像を見ることができます。

製作期間が実質1日という短期間で、映像を撮影するためにスマートフォン20台と水道管を利用した自由視点映像撮影機材を自作し、映像を撮影するためにガールズバンド「桃色ドロシー」を呼んでくるという、VR/AR/MR系のハッカソンとは思えない規模で制作が行われました。

歩いているアーティストを周囲360度どこからでも見られる


撮影はスマートフォン20台が円形に並べられたサークルの中にいる「桃色ドロシー」が演奏しながら歩くスピードと方向に合わせて、サークルにつながった紐をチームメンバー4人がひっぱります。

その結果、数十秒後にはPCやスマートフォン上で見られる自由視点映像に変換されます。この映像を再生すると、スマートフォンを左右に振った時に、歩く「桃色ドロシー」のそばでカメラを左右に動かしているようなものになっています。

スマートフォンを持ったままその場で回転すれば「桃色ドロシー」を中心にカメラで回り込んだかのような映像を見られます。

撮影用のスマートフォンは縦向きに置いて撮影しているため、左右だけでなく上下も120度以内で視点を変えて見られます。アーティストを見下ろしたり見上げるような視点からの映像が見えます。ただし滑らかとは言えないためカメラが切り替わったような印象を受けま」した。

自由視点映像をユーザーが見た映像をそのままミュージックビデオのようにアップロードできるため、自分がカメラを持って撮影したミュージックビデオのような映像をファン同士が共有できることも魅力です。バンドの推しメンバーが中心になったミュージックビデオなど自分の好みを全面に出し、他のファンと共有することでアーティストの違う魅力をファン同士で楽しめます。

Mogura VRさん(@moguravr)がシェアした投稿

DIYで作成


本システムを作るにあたり、スマートフォン20台を円形に並べる必要がありましたが、当然ハッカソン会場にはスマートフォンを20台も円形に並べる装置はないため材料集めをしなければなりません。会場は東京・青山のエイベックス本社ビルです。近所にホームセンター等があるはずもなくメンバーは都内中から水道管などの材料を集めました。

水道管を円形に曲げるにも、会場の外でバーナーを使って曲げたりと1日で完成したことが驚きです。制作費はスマートフォンが1台2万円、水道管は全部で3万円ほど。今回は映像はカクカクとして見えますが、スマートフォンを20台のためで60台に増加すればより滑らかになるとのこと。

自由視点映像を簡単に作成できることに加え、撮影した映像を好きに見るだけで作品を作ることができ、他者と共有するという音楽の新たな楽しみ方ができる作品です。


『自由視点ミュージックビデオ』制作チーム

『アーティスト熱盛ARアプリ~肉厚バージョン~』


最優秀賞のもう1作品『アーティスト熱盛ARアプリ~肉厚バージョン~』(億りビート)は、スマートフォンで音楽配信アプリ「AWA」で曲を聞いている間に仮想通貨マイニングが走るアプリです。

このアプリにはおまけでちょっとした機能が予定されていました。目の前に料理がある場合は、試聴中のアーティストが好きな肉料理に料理を変更し撮影することもできます。撮影した画像はSNSにアップし共有。よりアーティストが身近に感じられるとのこと。


集まった仮想通貨はエイベックスのオリジナルの仮想通貨です。音楽業界の発展に使われるとのこと。無料に慣れたユーザーにとっては募金や課金システムより払いやすいかもしれません。

更にある程度マイニングされると近所の焼肉屋のクーポンがユーザーに届くとのこと。
ハッカソンの発表段階ではAR機能はまだついていませんでしたが、音楽を聴いてる間にマイニングする機能は完成していました。

最優秀賞2作品に対してのコメント


エイベックスグループ 執行役員 加藤信介氏

『自由視点ミュージックビデオ(拡散も出来るよ)』
「審査員の総意です。技術力もそうですが、1日であそこまで作り上げたことと、それにプラスして色々な人を巻き込んだこと、社員も含め大きなものをプロジェクトとして動かした空気感を感じたので最優秀にふさわしいと思い選びました。」

『アーティスト熱盛ARアプリ~肉厚バージョン~』
「xRですがマイニングという発想がはんぱないなと思いました、特に音楽を聴いている裏でマイニングをすること、プラスして肉までという導線はARだからつけたのでしょうが、はっとさせられたということで急きょ選びました。」


筑波大助教授 落合陽一

『自由視点ミュージックビデオ(拡散も出来るよ)』
「プレゼンの掴みと技術力が良かった、ただバレットをフロント側に寄せてしまっていることが惜しい、180度20分割の方が切替がいいと思う。」

『アーティスト熱盛ARアプリ~肉厚バージョン~』
「最初投げ銭かと思ったら、空けたブラウザでマイニングし続ける。だらだらしている人の時間をすべてエイベックスが買い取れるのは非常にいい。」

『自由視点ミュージックビデオ(拡散も出来るよ)』はHTC VIVE賞も受賞のダブル受賞。
 
HTC Nippon VIVE事業 日本責任者 西川美優氏
「VIVEを使って欲しいところに賞を授賞しました。VIVEを使って自由視点を見せて欲しいです。」

審査員からの総括


明和電機 土佐信道 氏
「音楽は人間の感情にドンとくるものでありながら最も早くテクノロジーが進んだ分野で、どういうものを作るか期待してきました。音楽を聴くということは、どれだけテクノロジーが進んでも3分かかる曲は聴くのに3分かかります。人間の肉体の限界はあり変えようがないけども、デバイスはどんどん進化して音楽データは塵みたいなものになっています。

音楽専用デバイスではなくなり自分が持っているデバイスがどんどん高性能になり、音楽データは塵のようになっても3分の法則は逃れられない、つまりコンテンツを持ってるホルダーはそのマシンパワーを独占できるというところが面白く、うまくついた部分で目から鱗でした。」

株式会社エクシヴィ 代表取締役社長 近藤 “GOROman” 義仁氏
「僕自身ハッカソンやゲームジャムに参加する側なので、今回のように特殊なデバイスを使われた方の苦労がひしひしと伝わってきて正直手伝いたいと思って見てました。
すごい斬新なアイデアから賞に至らなったチームもいますが、ちょっと事業化できるのではないかとエイベックスの方と話しながら審査しました。

2013年位からVR、xRと言われてる業界に携わってきましたが、その当時「これやべえよ、くるよ!」と言ってたのに見向きもされませんでしたが、エイベックスさんのような大きな会社がxRという業界に入ってくださったことはxRそのものの発展に大きく可能性を感じられました。

この先2020年位を見ると、例えばデバイスもメガネ型になったりと生活を変えるようなデバイスになると思います。将来的にスマホをいじっている人が「ガラスこすっている、気持ち悪い」と言われるようになってほしいので、皆さんの力でxR業界をクールな格好いいものになるよう盛り上げていってほしいと思います。」
エイベックス株式会社 代表取締役社長CEO 松浦勝人氏

「コンテスト等で審査員はやってますが、ハッカソンでは一度も審査員をしたことがないので技術的のことは話せないのですが、エイベックスが今後ハッカソンをやっていくにあたり、今回エイベックスぽいものと肉というまったく違う両極端なものが選ばれました。片方だけだと今後どういうものを出したらいいかわからないハッカソンになってしまったのではと思います。そういう意味でもいい結果を得られたと思います。」

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この記事を書いた人

kure

アニメや特撮、VR・ARが好きなだけな人です。Oculus等HMD、VR・ARの魅力を沢山の人に広めていければと思っています。

Twitter:@kure_kure_zo

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