空間コンピューターApple Vision Proの「visionOS」最新β版(2.2 Beta)がリリースされました。今回の更新では、使用中に表示されるバーチャル・ディスプレイをより大画面に拡大できるようになりました。ディスプレイを拡大するためには、PCのmacOSも15.2 Betaに更新する必要があります。
Apple Vision Proは、現実とバーチャルを合成したパススルー(MR)映像を見られる空間コンピュータデバイスです。コントローラーを使わず、ハンドトラッキングとアイトラッキングを中心に操作します。
ヘッドセットには、MacBookやMac(デスクトップ)の画面を、空間上にディスプレイとして表示できる機能が実装されています。これまではアスペクト比16:9の設定のみ使用できましたが、コイン会のアップデートによって、ワイドアスペクト比やウルトラワイド状態に変更可能になりました。また、ディスプレイの湾曲(曲面設定)もできるとのこと。
ウルトラワイド状態のディスプレイは8K相当の水平解像度を実現。この画質は、アイトラッキングを活用したフォービエイテッド・レンダリング(※)によって可能になったそうです。なお、バージョン2.2アップデートでは、Macとの接続時、PCの音声がApple Vision Pro側で再生されるようになる変更も行われています。
※:目線の中心のある映像ほど、くっきり見えるようにする技術
(参考)UploadVR
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