Appleは6月8日、WWDC26においてApple Mapsの「Flyover」機能を大幅に強化すると発表しました。対応OSのソフトウェアアップデートとして、今秋に無料で提供される予定です。
そもそも「Flyover」はiPhoneなどのMapアプリに搭載されている機能です。都市や建築物を3Dグラフィックで再現し、上空をヘリコプターで遊覧飛行しているかのような視点で観覧できます。今回のアップデートでビジュアルの精細さが大きく向上。Appleはこの強化を、WWDC26で発表したApple Intelligenceの新アーキテクチャと連携した取り組みの一環として位置づけています。
公式の説明によると「ビジョンインテリジェンスモデル」と航空写真を組み合わせることで、建物の細部、一本一本の木の形、高層ビルのガラスに反射する光まで精細に描画します。これにより、世界中の都市をかつてない方法で眺められるとしています。
公開された映像を見る限りでは、「ビジョンインテリジェンスモデル」には、3Dガウシアンスプラッティングを活用しているのではないかと推測しています。3Dガウシアンスプラッティングとは、3次元空間を無数の点群で表現する技術で、フォトリアルな描画をリアルタイムで行えるのが特徴です。近年、XR分野や地図アプリへの応用が広がりを見せており、公開された描画のクオリティや手法は同技術の特性と合致する部分があります。
新しいFlyoverは、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27などのアップデートとともに提供されます。開発者向けベータ版は本日より提供開始、パブリックベータ版は来月を予定しています。
参考
https://www.youtube.com/watch?v=hF8swzNR1-o

