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AR/MR 2019.11.03

スタジアムに浮かぶスタッツ アメフトの大会で5G活用のARデモ

イギリスのスタートアップScape Technologiesは、米フットボールの大会で次世代通信規格「5G」を活用したARのデモンストレーションを実施しました

選手が約24mの大きさで表示

Scape TechnologiesはAR向けの位置特定サービスを提供している企業です。GPSではなく、ユーザーがスマホカメラで捉えた画像をもとに利用して場所を特定します。最大でセンチメートル単位の精度を有する位置特定サービスの開発を進めています。

今回Scape Technologiesが行ったARデモンストレーションは、対応する端末を使用することで、アメリカのナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のチーム「ダラス・カウボーイズ」の選手たちが、80ft(約24m)の大きさで表示されるというもの。各種統計データが表示されたほか、「Cowboys VS Robots」を題材にした、ハーフタイムにはゲームをプレイすることも可能でした。

開発自体は別企業が担当

ARデモンストレーションの開発はインタラクティブスタジオ「 Nexus Studios」が行いました。米メディアARPostによればARデモの開発は、アリーナのデジタルモデルを製作することから始まったとのこと。同メディアはこれを、3D(AR)モデルを自然に表示させるためと説明しています。

進むスポーツ中継でのAR活用

2019年10月現在、国内外のスポーツ中継で5GとARを組み合わせ取組が増えています。アメリカでは、2019年2月、CBS Sportsが第53回スーパーボウルの中継にARを導入。6月にはESPNが、公式アプリとストリーミングサービスでのNBAの中継に、ARを活用した新機能を実装することを発表しました。日本でも、各キャリアが実証実験をすすめるなど、普及のための取り組みが数年前から行われています。

(参考)ARPost


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