ソーシャルVR「AltspaceVR」は、新機能の追加を発表しました。新しいコミュニケーション空間やゲーム、コミュニティのリーダープログラムなど、さらにユーザーを惹きつける要素を盛り込んでいます。
閉鎖から復活を遂げたソーシャルVRの先駆け
「AltspaceVR」は2013年にスタートしたソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーはアバターを使用して他のユーザーと交流したり、チェスやエアホッケーなどのゲームをプレイしたり、YouTubeの動画を鑑賞したりできます。
同社は2017年7月、資金難に伴ってサービスの閉鎖を発表していましたが、同年8月には無事サービスの復活をアナウンス。その後10月にマイクロソフトに買収され、現在に至ります。
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コミュニケーション空間「Origin」
新たなコミュニケーション空間は「Origin」と呼ばれています。AltspaceVRによれば、「全ての繋がりの渦」ということで、VRの中で人と出会い、会話できるスペースのようです。また、毎月VRの中で追加機能を発表していくとしています。
疑問点に素早く答えるリーダーを任命
AltspaceVRは、ユーザーが疑問点を素早く解消できるようになるとしてリーダープログラムという機能を実装しました。「我々は、コミュニティのリーダーとして目立っているユーザーを、我々の代理に任命します。何か聞きたいことがあるユーザーは、(リーダーの印である)バッジを付けた人を探してみてください」
クイズなどの新たなゲーム
また新しいゲームも発表されました。そのうちの1つは、「Tongue-Tied(口ごもり)」と呼ばれるゲームです。プレイヤーは6秒間の間に、指定されたものの名前をいかに速く挙げられるか、競います。他にも大勢の観客の前で行うクイズゲームも用意されています。
マイクロソフトはAltspaceVR買収に当たり、「優れたMR(複合現実)コミュニティを構築したい」としていました。今後AltspaceVRがどのような変化を遂げるのか、引き続き注目されます。
(参考)Venture Beat