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ゲーム・アプリ 2018.01.17

空飛ぶ動画が簡単につくれるアプリ『Wonderlens』

2018年1月9日から12日にラスベガスでは世界最大規模のエレクトロニクスの見本市CES2018が開催され、多くの企業が製品の新発表を行いました。

シリコンバレーのスタートアップAiFiは、iOS向けアプリ『Wonderlens』と『Holo Messenger』を披露しました。

合成写真と動画が手軽につくれる『Wonderlens』

『Wonderlens』は、自分をセグメンテーションすることを可能にします。このアプリでは、撮影したセルフィー写真や動画に写っている背景と自分(人物)を切り離し、撮影場所とはまったく異なる背景と簡単に合成することができます。

たとえば、はじめに街中で男性が片手をあげて空を眺めている動画を撮影したあと、アプリが自動で動画の背景と人物を検知し、切り離します。そして切り離した人物と、空を撮影したほかの動画を合成すれば男性が空を飛んでいる動画ができあがります。

ほかにも、家の中でダンスをしている動画とコンサート動画を合わせれば、まるで自分がコンサートでダンサーとして踊る動画が簡単に作れます。背景素材も豊富で、りんごの上に座っている写真や、月の上で宇宙飛行士との記念写真を作成することも、写真や動画にスタンプや手書きをするなど好きなように編集できます。

ホログラムでメッセージを送信できる『Holo Messenger』

もうひとつのアプリ『Holo Messenger』は、同社と個人開発者のAbhishek Singh氏が提携し開発しています。本アプリのリリース予定は未定です。このアプリでは、iPhoneのカメラで動画を撮影し相手に送信すると、相手側のiPhoneでスター・ウォーズに登場するドロイド「R2-D2」が登場し、送信者の姿と音声をホログラムで再生します。映画『スター・ウォーズ』の中で「レイア姫」が「R2-D2」に残したようなメッセージの送信が、iPhoneの画面の中で実現できます。

詳しいアプリ内容はこちらの記事で紹介しています。

アプリ開発のAiFi社とは?

AiFiのCEOSteve Gu氏は「わが社のエンジニアとサイエンティストたちが開発したこの技術は、今後、ビジネス利用のアプリケーションをより強力なものとするでしょう。今回のCESでご紹介しているARアプリは、よくあるARアプリのひとつです。ですが、これはほんの氷山の一角にしかすぎません。」と語っています。

同社は、小売業がテクノロジーを活用するスマートリテールに取り組んでいます。小さなポップアップストアから巨大なスーパーマーケットなどあらゆる規模に対応するソリューション開発です。今回の発表されたアプリ『Wonderlens』と『Holo Messenger』の技術も導入が検討されています。

『Wonderlens』はApp Storeから無料ダウンロードができます。対象年齢は4歳以上で、対象言語は英語です。動作環境はiOS10.3以降のiPhone、iPad、および iPod touch に対応しています。

iTunes Store『WonderLens

(参考)

AiFi’s Holo Messenger Lets Your iPhone Make Holographic Selfies / UploadVR(英語)
https://uploadvr.com/aifis-holo-messenger-lets-iphone-make-holographic-selfies/

WonderLens Facebook
https://www.facebook.com/getwonderlens/


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