Digital Schoolhouseは、Robloxとの提携を発表しました。英国のコンピューティング授業に向けて、遊びを通じて学ぶ無料の学習リソースを共同で開発していきます。
Digital Schoolhouseは、英国で10年にわたりコンピューティング教育に取り組んできた団体です。これまでに8000校、教師2万8000人、40万人以上の児童・生徒へ教材を届けてきました。一方のRobloxは、世界中で数百万人が日々利用するバーチャルプラットフォームです。今回の提携では両者の規模を生かし、今後12か月でさらに数千校へ広げる方針を示しています。
中心となるのは、Robloxが無料で提供するゲーム開発ツール「Roblox Studio」を使ったワークショップの設計です。生徒が自分の手でゲームをつくり、人に遊んでもらう作品づくりを早い段階から体験する内容となります。カリキュラムに沿った教材もあわせて用意される予定です。
学校ごとに機材の状況が異なることから、端末やインターネット環境が十分でない学校に向けて、機器を使わないアンプラグド形式の教材も別途つくられます。背景には、英国での子どものいる世帯の45%が最低限のデジタル生活水準を下回るという状況があります。8歳から25歳のうち200万人は、学習に適した端末を持っていないため、Digital Schoolhouseは、設備を理由に機会から外れる学校が出ないように整備したいと述べています。
そのうえで、教師への支援も用意されます。Roblox Studio向けのTeacher Toolkitには、セーフガーディングの指針や保護者向けの資料、カリキュラムとの対応を助ける情報が含まれます。これに加えて、既存のネットワークの内外で研修の機会も設けられる予定です。
Digital Schoolhouseでプログラムディレクターを務めるShahneila Saeed氏は、生徒を引き込むには本人が好きなものから始めるのが基本であり、今の子どもたちにとってそれがRobloxだと語ります。今回の提携によって、その創造的なエネルギーを教育の場につなげられるとしています。
RobloxでEducation Policyのシニアディレクターを務めるAdam Seldow氏も、Robloxでの体験は学習者を没入させ、遊びや探究を促すと述べました。カリキュラムに詳しい専門家と組むことで、教育向けの教材をさらに充実させられると期待を示しています。
無料のワークショップと教材は、今後数か月かけて学校へ展開されていくと説明しています。

