6月2日、サムスンとグローバル医療企業のアボットが、XRデバイス「Galaxy XR」を献血キャンペーンに活用しました。会場となったのは、韓国・水原市のSamsung Digital Cityです。「世界献血者の日」に合わせた企画で、サムスン社員がGalaxy XRを装着しながら献血を体験しました。
献血中は、禅庭園をモチーフにしたバーチャル空間に没入できます。コントローラーや手のジェスチャーは不要で、視線を向けるだけでバーチャルな花の種を植えられるとのこと。3〜5分かけて花や木が咲き乱れる様子が広がり、シカゴ交響楽団と共同制作した音楽が流れます。


▲(左から)サムスン社員のパク・グヌ氏とキム・ガンス氏が献血キャンペーンに参加。
サムスン エレクトロニクスのジェームス・パク氏は、「Galaxy XRは社会的な価値を生み出せることを示したい」と述べています。アボットのミゲル・カラッザ氏は、「医療スタッフがドナーを見守りやすく、ドナー自身も自然に集中できる環境を実現している」とコメントしています。
今後はアメリカとマレーシアのイベントにも展開される予定です。6月15〜18日にはAWE(Augmented World Expo)が米カリフォルニア州ロングビーチで開催され、4日間の献血イベントが実施されます。6月下旬にはISBT(国際輸血学会)議会がマレーシア・クアラルンプールで開かれ、世界100以上の血液バンク関係者が体験できる予定です。
Galaxy XRは、サムスンがGoogleおよびQualcomm Technologiesと共同開発したXRデバイスです。視線・手の動き・音声による操作に対応し、GoogleのAI「Gemini AI」をシステムレベルで統合しています。価格は1,799.99ドル(約26万円)で、米国・韓国で販売中。日本での発売は現時点で確認されていません。
