TCLは、ARおよびVRヘッドセット向けの新しいOLEDとmicro-LEDディスプレイを公開しました。同社はいずれも新たなピクセル密度の基準を達成したと主張しています。発表は、ディスプレイ技術の専門展示会「SID Display Week」で行われました。
2.24インチのG-OLEDディスプレイは、解像度7.2MP(2,600×2,784)、リフレッシュレート120Hzの仕様です。ピクセル密度は1,700 PPIで、TCLは「実RGBサブピクセル配列を採用したガラスベースのOLEDとして最高のピクセル密度」だと述べています。実RGB配列とは、赤・緑・青の各サブピクセルを均等なサイズで配置するレイアウトのことです(※多くのOLEDはサブピクセルのサイズや数が異なる配列を採用しており、画質に影響する場合があります)。このサイズのディスプレイは、現行のVRおよびMRヘッドセットへの搭載に適しています。

レンズ付きデモボックスに収められたTCLのG-OLEDディスプレイ2台|画像:TCL
一方、0.28インチのmicro-LEDディスプレイは5,131 PPIを実現しており、TCLはこちらを「最高PPIの単一チップフルカラーシリコンmicro-LEDディスプレイ」と位置づけています。解像度は0.9MP(1,280×720)です。比較対象として、Metaの現行スマートグラス「Ray-Ban Display glasses」の解像度は0.36MP(600×600)であり、TCLの新ディスプレイは総画素数でその2倍以上となります。micro-LEDは自発光かつ高輝度であるため、屋外の明るい環境下でも視認性が求められるスマートグラスへの搭載に適しているとTCLはみています。
ただし、これらのディスプレイが市場でどの程度普及するかは、スペックだけでなく、コストや信頼性といった要素にも左右されます。現時点では、それらの詳細は明らかになっていません。
参考
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