Metaは、Unity開発者向けに提供している「Meta MR Utility Kit SDK」をアップデートしました。今回の更新により、Meta Quest 3向けにQRコードの6DoFトラッキングとデコード機能がシステムレベルで利用可能になりました。必要な権限も「Spatial Data」のみとなり、Unityで従来よりも効率的にMR体験を構築できるようになっています。
QRコードトラッキングを有効にすると、SDKはQRコードの3次元座標に加え、2D境界ボックスや境界ポリゴン、さらにURLなどを含むデコード情報を提供します。これにより、QRコードを利用したMR体験を容易に組み込めるようになっています。
この機能は、エンタープライズ分野やロケーションベースのVR/MR体験に特に有効です。複数ユーザーが同じ場所で体験を共有する際の初期キャリブレーションにも役立ち、Metaが提供する「Shared Spatial Anchors」より信頼性の高い手法となる可能性があります。
一方で、位置更新の頻度は低く設定されています。そのため、QRコードを貼り付けたオブジェクトのリアルタイム追跡には適していません。QRコードが移動すれば姿勢情報は更新されますが、高速な追跡はできず、動作中はパフォーマンスコストも発生します。そのため、Metaは必要な時だけ機能を有効化するよう推奨しています。
本機能は「Meta MR Utility Kit for Unity」のv78以降で利用できるオプション機能として提供され、Quest 3やQuest 3S、将来的に登場する「Horizon OS」搭載ヘッドセットに対応します。
(参考)UploadVR、Meta Horizon
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