プリンストン大学の研究チームが、バーチャル空間に現実の物体を届ける技術「見えない移動ロボット」を発表しました。
このシステムの中心となるのは、ロボット制御エンジン「Skynet」です。ユーザーはMeta Quest 3をヘッドセットとして利用します。Meta Quest 3を装着したユーザーはMRモード中に表示されたバーチャルなオブジェクトを特定の場所に配置すると、後からその場所に実物のオブジェクトが出現。あたかもバーチャルな物体が本物に置き換わったかのように感じられます。
実際は、ユーザーのMRモード中には表示されないように透明に設定されているロボットが同じ部屋の中に置かれており、ユーザーがバーチャルオブジェクトを置いたポイントを特定して、現実のものを運搬するという仕組みとなっています。動画を見ると、どのような過程で物を運搬しているかが分かります。
例えば、ユーザーがバーチャル空間でココナッツウォーターの3Dモデルを選ぶと、Skynetが現実空間のココナッツウォーターを掴み、ユーザーの望む位置に運びます。それにより、ユーザーはバーチャル空間に居ながら、実物のココナッツウォーターを手にできます。またロボットの外見を他のオブジェクトに置き換える「リスキン」も可能で、利用者の作業を妨げない工夫が施されています。
このプロジェクトは約1年かけて進められ、VRやMRヘッドセットにおける基本的なユーザーインターフェースのあり方を示す研究と位置付けられています。成果は学会「ACM Symposium on User Interface Software & Technology」で発表され、モハメド・カリ氏とパラストゥー・アブタヒ氏による「Reality Promises」プロジェクトの一環として公開されました。
参考
https://www.uploadvr.com/invisible-mobile-robot-princeton-researchers/
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